2020-06-01

【中止のお知らせ】今年の「れいこパーティー!」

今年も、れいこのセカンド・バースデーが近づいてきました。
わが家にとっては、少し気の思い季節です。




★今年「れいこパーティー!」は中止します


毎年開催しています、「れいこパーティー!」。 大勢の方々が毎年れいこを囲んでくださり、感謝するばかりです。

そんな「れいこパーティー!」ですが、新型コロナウィルスの影響により、今年は中止します。毎年お越しくださっている皆さん、どうぞご容赦ください。

ご報告しましたとおり、きょーこも小学校に上がりましたので、会ってやって欲しかったのですが…残念です(前回の記事の後半をご覧ください)。


先だって「れいこ お助け隊」「れいこフレンズ」の皆さんにはお知らせしていましたが、こちらでのご案内が遅くなって、申し訳ありません。

今年はこのような特別な状況ですが、来年からもずっと「れいこパーティー!」は続けます。また来年、元気で皆さんとご一緒することを、楽しみにしています!

2020-05-02

業務委託先や指定管理者から「コロナで業務を行えません」と相談されたときに備えて、契約上どういう定めになっているのか、図書館員には予め確認しておいて欲しい件

私は以前、知財部のような部署で勤務しており、毎日契約書とにらめっこしていました。
今回のコロナ禍にあたり、その経験から図書館の業務委託契約に関連して書いてみます(今日は2分半では読めない量です、すみません)。

イメージ画像:青空

【注】
  • 委託元とは業務をお願いする側のことで、図書館やその親組織(大学や自治体等)を指します。この記事では判りやすくするために、「図書館側」と書きます。

  • 委託元から業務を受ける側(=受託側)は、図書館業界では大手書店や某T社のような関連企業、あるいは一般の人材会社などが中心です。この記事では、「受託会社側」と書きます。

  • 以下、図書館側から業務委託を見た場合を、例として書きます。
    受託会社側の方がご覧になる際は逆のお立場から、指定管理関連の方であれば「業務委託契約書」を「協定書」(とは限りませんが)としてご理解頂いたりするなど、必要に応じ読み替えをお願いします。



★そもそも契約書があるはず


多くの図書館は、業務委託をしていることでしょう。図書の整理業務であったり、カウンター業務であったり、あるいは館内の警備や清掃もそうかもしれません。
そして業務委託の場合、仕様書(業務内容を説明する資料)に加えて、必ず契約書があります。

では皆さん、自館が締結した契約書を、ご覧になったことがあるでしょうか?


★電話は突然かかってくる


今回のコロナ禍により、受託会社側がこの先業務を進められるのか、心配ですよね?
いつ受託会社側から、「コロナ禍のために業務を行えません」と電話がかかってくるか、判りませんから。そのときになって慌てて契約書を取り出して・・・という事態は避けたいものです。

私が言いたいのは、そうなる前に一度契約書を読んでおきませんか、ということです(もちろん図書館側だけでなく、受託会社側の皆さんにも)。


★損害賠償請求?


本来民法では、約束した業務を行えないと、損害賠償請求の対象となり得ます。
では、コロナ禍で委託整理の納品が遅れた際、図書館側は受託会社側に対し損害賠償請求をするべき、という話になるのでしょうか?

結論から言えば、一般にこのような損害賠償請求は、考えにくいです。
天災・疫病など、どちらか/双方の責任でない「不可抗力」の事態により業務が遅れたり行えなかったりした場合、双方ともその責任を負わない、とする契約が一般的であるためです。


契約書にはよく、こんな風に書かれています。

第○条(不可抗力)
○○図書館および株式会社○○は、天災・戦争・疫病その他不可抗力により、業務が遅れたりできなかったりする場合、いずれもその責任を負わない。


こうした条項が契約書に設けられていれば、「コロナ禍で委託整理の納期がずれ込む」と受託会社側から連絡があっても、無理に期限を厳守するよう求めたり、賠償を求めたりすることは難しいですよね(後述「補足」もご覧ください)。

なお、契約書にこうした不可抗力についての定めがないとしても、民法により同様の判断ができると考えられます。
(私的には、不可抗力の記載もない契約書には、不安を感じますが…)

イメージ画像:夕暮



★まとめ


結論としては、コロナ禍による委託業務については、遅延や不履行もやむを得ない、とみなされる可能性が高いです。
ゆえにその立場から、双方で善後策を検討する必要があります。

ただしこの場合も、書面で図書館側へ報告することになっていたり、業務停止を回避するための努力義務が設けられていたりするなど、契約書に条件が定められている可能性があります。

そのため、今回のコロナ禍による責任が双方に発生しない可能性が高いとしても、互いに契約内容を確認しておくべきなのです。


★もう一言(本当に言いたいこと)


今回は契約上の話について記載しましたが、実はそれよりも重要なことがあります。
それは、図書館員がこうした非常事態に際し、自ら考え自分のできることに取り組む、ということです。

ぶっちゃけそれは、今回書いた業務委託契約の話より、よほど大切です。
この記事を書いたのも、日頃多くの図書館員がタッチすることの少ない委託契約について、「誰かが受託会社側と話すんだろう」「上司が考えることだろう」ではなく、自分ごととして目を向けて欲しいと考えたからです。


「自分のできること」というのは、もちろん職務としての担当業務が、最優先でしょう。
ですが、それだけで終わってしまうのであれば、(業務を伴わない)自宅待機と言われたときは家でゴロゴロしていればいい、になってしまいます。


業務でなくても、やれることはあります。
「うめちゃん先生」こと梅澤貴典さんのように、コロナ禍で授業を受けられない学生さんたちのための資料(スライド/動画)を新たに作り、公開する方もいらっしゃいます(この力作、ぜひご覧ください!)。
彼にように現場を離れてすら、こうした素晴らしい取り組みができるのです。

業務であれ私的な活動であれ、どんなことでも構いません。
業務として電子リソースのアナウンスをすることでも、再開後に備えて段取りをするだけでも、いいでしょう。私的に他館のコロナ対応を参照して考えるだけでも、あるいは関連の文献等を読むだけでも、何かにつながります。

非常にささやかながら、私にとってはこの記事を書くことも、自分なりの取り組みです。このメッセージが、ほんの数人にでも届けば、記事を書いた意味が十二分にあると考えます。


繰り返しになりますが、私たち図書館員が自分で考え、専門職としてやれることにほんの少しでも取り組む、それが何より大切です。情報のプロフェッショナルとして、自分がやれることに取り組んでいきましょう!


★補足


  • 契約については主旨を伝えることを重視し、できるだけ平易な表現にしました。そのため厳密には、正確性を欠いたり不十分だったりする記載があります。ゆえに何らかの判断をされる場合は、しかるべき資料の参照等をお願いします。

  • 実際には、契約不履行をめぐる話は、シンプルとは言い切れません。例えば何をもってどの水準で「不可抗力」とするか、両者の見解が別れる可能性があります。おそらく図書館業界では、係争にまで発展することはほとんどないと思われますが・・・。

  • 図書館における契約は、法人・大学や自治体など親組織の総務/法務部門が所管・締結することも多く、図書館やその長が契約当事者となっていないことも多々あります。
    (その場合、契約書原本が図書館にない可能性も多分にあります)

  • 図書館と受託会社は、お互いに重要なパートナーです。受託会社側に勤める図書館員も大勢いますし、双方を対立関係のように誤認させないよう留意して記事を書いたつもりです。決して受託会社やそこで働く皆さんを、単なる指示対象と捉えてはいませんことを、強調しておきます。
    (私の気持ちを表すものとして、この記事もぜひご覧ください)

  • ご所属やご身分などにより、契約書を直接見られないことも多々あるでしょう。それ自体は当然やむを得ないことと思います。
    ここまでご覧くださればお判りと思いますが、この話の主眼は「契約書を読もう」ではなく、契約書を題材に「この非常時に、図書館員が自分のできることをやろう」とメッセージを送ることにあります。
    ですので、契約書を読むことには拘らず、ご自分でできることを考えて頂ければ十分です。


●れいこと 【感謝とご報告】

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

先日、きょーこの入学式がありました。
節目のこの日まで健やかに育ってくれたことが、本当にただ嬉しいです。‬私たち以上に、れいこがこの日を一番喜んでいるかもしれませんね。

‪ここまでれいこや井上家に寄り添い、きょーこを応援くださっていた皆さんには、感謝するばかりです。‬

入学式写真、わしと


‪そしてこの節目にとうとう、きょーこに、れいこがお星様になった話をしました。‬
‪今までずっと、「れいこ姉ちゃんは遠くで暮らしている」ということにしてきたのですが、小学校入学のときにちゃんと伝えよう、と決めていました。‬

‪まだ6歳のきょーこには、今ひとつピンと来なかったようで、それほどショックは受けなかった様子です。‬
‪でも、お星様になったれいこがずっと見守ってくれていること、れいこの分まで元気に育って欲しいことだけは、しっかり伝わったように思います。‬


スマイルきょーこ

さて、先日から書いてきたことですが。
当ブログやTwitter@fight_Reikoで、きょーこの写真を公開してきましたが、小学校入学を機に見合わせることにしました。

「れいこ お助け隊」「れいこフレンズ」はじめ皆さんが、れいこと共にきょーこを応援してくださっていましたのでずっと写真を載せてきましたが、さすがにそろそろお年頃ですので。
(リアルに私と接点のある方は、facebookでぜひ、きょーこスマイルをご覧ください)

以上、改めての感謝と入学のご報告でした。
‪私たちに寄り添ってくださっている皆さん、これからもきょーこを温かく見守ってやってください。

2020-03-15

50歳が近づいてきた図書館員がつれづれ考えること

私は197X年生まれです。空道(くうどう)に励むなど若いふりをしていますが、50歳が近づいてきました。
つれづれ考えることも増えてきましたので、それを書いておきます(オチのないつまらない話です)。

イメージ画像:シマウマのいるサバンナ



★残り時間


人生の後半戦も、ライブラリアンとして活動していきます。
が、そもそも自分にはあとどれだけの時間が残されているのか、と考えます。

そこでひとまず、65歳まで元気に活動できる、と決めました(これは現職場の定年でもあります)。

すると50歳になったら、もう15年しか時間がありません。
就職してからあっという間に四半世紀が過ぎたことを考えれば、短い時間です。この15年を、何にどう使えばいいのでしょうか?

答えはまだ無く(笑)、これからじっくり考えます。

一つ確実なのは、マイ・ミッションに即して行動していくべき、ということです。マイ・ミッションは、私の価値観そのものなのですから。

ただし、マイ・ミッションやマイ・ビジョンは、具体的な達成基準を設定したものではありません。〇〇になる、〇〇を成し遂げる、といった明確なゴールを(少なくとも現段階では)私は描けていません。

15年後に何を成し遂げるか、それを考えることが50歳までの宿題です。


★仕事


自分の人生において、最も長い時間を費やすのが仕事です。これから65歳までどのように仕事と向き合うのか、考えなければいけません。

65歳まで今の職場で頑張るとも、転職しようとも決めている訳でもありませんし、仕事そのものをいつまで続けるかも決めていません。要は、ノープランです。(笑)

ところで私は、昔からある危惧を感じています。
それは、自分の価値観や考え方が、現職場だけに最適化されたものになってしまっているのではないか、という危惧です。言ってみれば、自分の常識が世間の非常識なのではないか、と。

大学を出てすぐ現職場に就職した私は、他の組織を知りません。特定のコミュニティの中で培われた私のものさしは、考え方の幅を狭めていることでしょう。
(現職場は素晴らしいところですが、どんな職場であってもバイアスは発生します)

この点を解消するため、違う環境を経験すべき、という思いは昔からあります(違う環境に移れるほど私に商品価値があるかどうかは別として)。

仕事のことも、これから50歳までに考えておきます。
現職場が全面業務委託され、この先確実に図書館で勤務できない…なんてことにでもなったら、すぐに転職するかもしれませんけれどね!(笑)


★念のため


最近考えていることを、そのまま書きました。まとまっていませんしオチもありませんが、独り言として。

念のため言っておきますが、この記事は転職の意図や現職場への不満ではなく、書いた通りの意味です。穿ってご覧になりませんよう。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

先日きょーこは、初めてのおつかいに行きました。
実家のすぐ傍にあるお店へ、たこ焼きとヤキソバを買いに。

注文する姿


もちろんお約束どおり、私はこっそり後をつけて、様子を伺っていました。(笑)
そんなことに気づかないきょーこは、ちゃんと買い物をして来てくれて、家族でおいしい昼ごはんを頂きました。

この前生まれたばかりのような気がするきょーこですが、おつかいが出来るほど、お姉ちゃんになっていたのですね。

きょーこも春から小学生。れいこの通っていた小学校に、入学します。
これからもれいこの分まで、ずっとずっと健やかに成長してくれますように!

2020-02-18

図書館員よ、出版の危機を知っているか?

大げさな見出しですが、実は2年前に書いた文章のタイトルです。今回、その記事を公開します。

イメージ画像:夕焼け



★危機はいまだに


公開するのは、私が所属する大学図書館問題研究会の会報「大学の図書館」に巻頭言として書いた、短いコラムです(2018年4月 vol.37 no.4 p.43)。

2年経ち、出版の危機もさりながら、図書館員の関心の低さもより深刻になった…と感じており、この記事をブログに転載することにしました。
(1ページだけの記事で、CiNii Articlesの収録対象にもなっていないこともあって)

数字は多少変わっていると思いますが、危機的な状況は変わりませんので、ぜひご一読ください。

■図書館員よ、出版の危機を知っているか?

 「1兆3,701億円」と聞いて、何の数字かお分かりだろうか。
 これは、2017年の紙の出版物の推定販売金額である(書籍・雑誌合計)。前年比6.9%減で13年連続マイナスであり、ピークの1996年のほぼ半分という危機的水準に達している。
 出版市場の縮小は、各方面へ直接的な影響を及ぼしている。版元は「良書」を出す体力を奪われ、取次は物流を含めて立ち行かなくなりつつあり、個人経営の「まちの本屋さん」はもはや絶滅寸前である。
 電子書籍は一定の伸びを見せているものの、既存の出版・流通システムは崩壊の危機に直面している。言ってみれば、本を作って売ったり買ったりすることが、(少なくとも今のようには)できなくなりつつあるのだ。

 さて、同じ本の世界に住む図書館員は、この状況をどれほど理解しているだろうか。
 残念ながら、多くの図書館員は出版市場規模すら知らないのが現実であろう。厳しい言い方をすれば、知らないのではなく、知ろうとすらしていない。
 図書館員は総じて、出版に対しあまりに無関心だ。図書や雑誌がどこかで勝手に生産され、放っておいても図書館へどんどん運び込まれる、そう考えているかのようだ。
 一部の例外を除き、図書館にとって紙媒体の資料はいまだなお、最重要のコンテンツである。
 であれば、私たちはこの出版の危機に対し、関心を持つべきではないだろうか。天候不順の年に、野菜の出荷量に関心を持たない八百屋がいるだろうか。

 生協による同年の調査によれば、1日の読書時間がゼロと回答した大学生は、実に53.1%にも上った。もはや、紙の資料を読む学生は、少数派なのだ。出版市場の危機は、こうした教育・研究の変容とも直結しているのだろう。
 学生が本を読まない、図書館を利用しないと嘆く前に、まずは図書館をも包み込む出版・流通の世界に目を向けてみてはどうだろうか。

以上、ご参考にでもなれば幸いです。


★併せてお誘い


併せて、主に関西の大学図書館関係者の皆さんに、お誘いです。
この大学図書館問題研究会では、関西3地域グループがコラボし、以下のとおり合同例会を開催します。どなたでも歓迎ですので、ぜひご参加ください。

★「ALPS履修証明プログラム受講体験談を通して考える、大学図書館員のこれからの学び」

【主催】
大学図書館問題研究会 関西3地域グループ(京都・大阪・兵庫)
【日時】
2020年4月18日(土)14:00-16:00(遅刻・早退でも歓迎!)
【場所】 【参加資格】
図書館に関心のある方なら、どなたでも。会員/非会員不問。
【詳細】
お申込み等詳細は、専用サイトをご覧ください。


年に1度の合同例会ですから、きっと有意義な学びと交流の場になると思います。有志懇親会もありますので、ぜひお気軽に!

今回は、私が所属する兵庫地域グループが、メインで企画・運営を担っています。ですので、ぜひこのブログ記事をシェア頂き、空手家を喜ばせてください!(笑)



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

先日は、きょーこの保育園の生活発表会でした。
来春から小学生になるきょーこには、最後の発表会でした。


れいこが通った保育園、そして、れいこが頑張った生活発表会。
そんな場で、今こうしてきょーこの成長を目の当たりにし、感無量です。

5年余り通った保育園での日々が思い起こされ、卒園が近いことが嬉しいような寂しいような。(笑)

きょーこ、元気に育ってくれて、ありがとう!元気に小学生のお姉ちゃんになるんやで~!

2020-02-11

図書館員の「当たり前」を、人に伝えよう!

先日のご案内どおり、インフォ・スペシャリスト交流会(通称:IS Forum)にて、講演の機会を頂きました。今日はそのご報告と、改めて考えたことを。

イメージ:冬の小道



★IS Forumのご報告


至らない講師でしたが、何とか大役を終えることができました。
タイトルが「変わりゆく学術情報流通 ー電子ジャーナル、オープンアクセス、リポジトリ、そしてオープンサイエンスー」と壮大で、どこまで出来たかは心許ないですが。(笑)

開催趣旨等は、先の記事先方のサイトをご覧ください。スライドは、こちら。


参加された皆さんは、図書館員だけでなく知財の実務家や研究者に教員と、こちらがお話を伺いたいような方々でした。

学術情報についても詳しい方ばかりで、例えば電子ジャーナルや科研費、査読、オープンアクセスといった事項そのものの説明は、皆さんとやり取りし割愛できました。

特筆したいのは、質疑応答の充実でしょうか。そうした方々でしたので、多様な見解や鋭いご指摘を多く頂き、私にとっても非常に楽しい時間でした。
ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました!


★意外に役立った?


そんな皆さんでしたから、私の話はさぞ退屈…と思いきや、案外そうでもなかったようです。

講演では、それぞれのご専門外の部分が出てきて、初耳の内容も多かったそうです。皆さんが学術情報流通の変容や課題をイメージするのに、私の話も幾分か役立ったようです。

開催趣旨どおり、今回の私の話は比較的基礎的でした。
ある程度研鑽を重ねている大学図書館員であれば知っていておかしくない、言わば「当たり前」の話をしただけです。
(もちろん私も、勉強し直したり入念に整理したりして、準備は怠っていませんが)

そんな私の話が、どうして役立ったのでしょうか?


★自分の「当たり前」を、人に伝えよう


改めて考えるに、こちらが当たり前と思っている話でも皆さんにとってはそうでなく、学術情報流通の全体像を知る手がかりになったのかな、と思えました。

ご参加くださった皆さんは、各論については私以上に詳しい方々でした。
それが私の話により、背景や経緯を理解したり、ご存じだった各ピースがつながったり隙間が埋まったりして、全体像が鮮明になったのかもしれません。

当日の様子


自分にとっての当たり前は、他の人にとっての当たり前とは限りません。むしろ、きわめて重要な情報である可能性もあります。
例えば研究者にとって、電子ジャーナルは毎日使っているものであっても、ビッグ・ディールや破綻しつつある購読モデルなどをご存じない可能性は大です。

大学図書館員が当たり前と思っている学術情報流通に関する知識は、教員や研究支援部門、あるいは事務職員にとって非常に貴重なものかもしれません。

これは、大学図書館員に限りません。館種によらず、図書館員は情報のプロフェッショナルであるはずです。
自分たちが当たり前と思っている知識や情報について改めて考え、必要に応じコミュニティや社会にそれを伝えていくことも、大切なことだと考えます。

ライブラリアンの皆さん、ぜひ「当たり前」の話を、他の皆さんにしてみませんか?


【宣伝】
今回の講演内容は、ぜひ公共/学校図書館の方々など、大学図書館員以外の方々に知って欲しいです。機会を与えて頂けるのであれば、個人的にでも他の形ででも、話をしますのでぜひ聞いてください。

なお、こうした活動はひとえに私のビジョン・ミッションにもとづくものですので、機会を頂けるのでしたら、謝金はなくて構いませんこと、申し添えます。




●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

主が星になって以来、7年半も手を付けられなかった、れいこの部屋。
最近とうとう、妻が整理を始めました。


妻も辛かったと思いますが、心を鬼にして頑張ってくれました。
私もれいこの作品の束を運び出したとき、思わず涙がポロリと流れました。


れいこ、ごめんな。
お前のことを、忘れる訳じゃないけんな。

お前のことを、今までもこれからも、世界で一番愛しとるけんな!

2020-01-13

(ちょっと遅くなったけど)2019年振り返りと2020年抱負

少し遅くなりましたが恒例で、昨年の振り返りと今年の抱負を。
(今日は、「たった2分で読める」量ではありません)

イメージ画像:冬の太陽



★2019年の振り返り


2019年は、年始にマイ・ミッションを改定したことが、大きな変化でした。
気持ちの上での変化は大きかったのですが、業務外の図書館活動ができなかった一年でした。理由は、2つ。

1つ目の理由は、久しぶりに本業が忙しかったことです。とにもかくにも夏までは、図書館システムリプレースで頭が一杯でした。
勉強会など外部の活動にこれほど参加できなかったのは、このブログを立ち上げて以来、初めてでした。(笑)

2つ目の理由は、9月の骨折です。
リプレースも終わり頑張ろうという矢先に、立て続けに3本折れました。その月の図書館総合展フォーラムin大阪も、骨折したまま登壇する羽目に。(苦笑)


そんな一年でしたので、アウトプットもほとんど出せませんでした。
頑張ったことを強いて挙げるなら、大学図書館問題研究会の全国大会を地元・神戸で開催したこと、SPODフォーラムでお話しできたことでしょうか。

大図研(だいとけん)全国大会は、皆さんのおかげで盛会となりました。
公式懇親会のマイクスピーチで、ご案内を差し上げた方々が何人も「井上さんに案内をもらって参加しました」と顔を立ててくださり、ただ感謝するやら、面映いやら。
神戸までお越しくださった皆さん、本当にありがとうございました!

SPODフォーラムはいつもと違い、大学若手職員(図書館員ではなく、教務やら財務畑の方々)に対し、研究者や学術情報流通の世界、そして大学図書館の役割について話せたことが収穫でした。
とても大変でしたが(準備には軽く50時間はかけました)、事後アンケートで嬉しいご意見を多数頂き、喜びも大きかったです。
このフォーラムは、また別のいくつかの研修につながりましたので、その意味でも貴重な機会になりました。

(他に、国立国会図書館レファレンス協同データベース事業フォーラムでコーディネーターをしたことも、自分にとっては大きい出来事でした。ただしそちらは、パネリストの皆さんが主役でしたので、ここでは割愛します)


これらも考えますと、まずまずの一年を過ごすことができた、ということでしょうか。多忙を理由に、研修講師をいくつか、お断り・先送りしたことが心残りでしたが…。



★2020年の抱負


新年の抱負めいたことを言うなら、「マイ・ミッション(と3つのアクション・ポリシー)にもとづいて活動し、マイ・ビジョンの実現に努める」ことに尽きます。

特に今年取り組みたい点をさらに挙げれば、以下の3点でしょうか。

  • 毎週3文献読了を義務化
  • 大学や高等教育に関する学び
  • 図書館員以外との交流・活動


以下、個別に説明します。

  • 毎週3文献読了を義務化
    昨年は法学部オリテン上記SPODフォーラムなど、勉強不足を痛感したことが度々ありました。今の私には、まだまだインプットの量が圧倒的に不足しています。そこで、論文などの文献を毎週3本読むことを、自分に課します(この2年取り組んできた、新聞スペシャリストへの準備も、この一環で進めます)。
    1年間継続できれば、150本以上の文献を読むことができ、かなりの基礎体力になると考えます。

  • 大学や高等教育に関する学び
    上記の範疇に含まれますが、(大学)図書館に直接関連することのみならず、大学や高等教育に関する基礎的な勉強をします。
    図書館員は館外への関心が低いとよく言われますが、私自身、今までずっとそうでした。恥じ入るばかりですが、今年は少しずつでも勉強しようと思います。

  • 図書館員以外との交流・活動
    上の2に関わることでにありますが、(大学)図書館員以外の方々と積極的に交流し、学んでいきたいと考えます。
    例えばSPODフォーラムのようなSD系の場もそうでしょうし、出版社さんや書店さんとの交流もそうでしょう。機会があれば、大学図書館の機能や役割などについても、お伝えしていきたいと思います。


言うのはタダですので(笑)、いろいろ書いてしまいました。
とは言え、こうして宣言することは、とても大切です。周りに言った以上は、頑張らざるを得なくなりますしね。

今年もどれほどのことをできるか心もとありませんが、マイ・ビジョン、マイ・ミッションを意識して、頑張りたいと思います。

図書館外のこともついでに書いておきますが、子育てや空道(くうどう)にも頑張ります。皆さん、公私ともどもご支援をお願いします!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今年も、れいこのいない正月を迎えました。
れいこのいない正月は、もう8回目になります。節目ではいつも、「ここに、れいこがいてくれたら…」と考えずにはいられません。



れいこの妹・きょーこは、はや6歳になりました。
あと3ヶ月で、小学生です。ここまで健やかに育ってくれたわが子に、喜びと感謝しかありません。

先にも書きましたが、れいこを応援くださった皆さんへの感謝もあり、きょーこの写真を載せてきましたが、それもそろそろかと考えています。
小学校入学を機に、当ブログへのきょーこの写真掲載も控えますこと、どうぞご了承ください。

なおfacebookでは、「友達」限定で、もうしばらく写真公開を続けようかと考えています。
リアルに面識のある方、れいこを応援くださっていた方、よかったらこの機にfacebookでも繋がって頂ければ幸いです(私のフルネームと空手家画像で探せると思います)。

今年も引き続き、れいこと私たち一家をよろしくお願いします!