2011-08-04

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第36~38日目: 8月2~4日(火~木)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、36~38日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○この3日間のれいこ

この3日分ブログを更新する余裕がなく、申し訳ありません。
まとめて3日分、レポートしたいと思います。

れいこはこの3日間、とても元気に過ごしました。
心配されていた、放射線治療の副作用もなく、体調も良好です。


工作タイム


こんなのが出来た。


こんなのも、出来た。お父ちゃんらしい・・・。


お父ちゃんの夕食を襲うハイエナちゃん。



そうそう、れいこは久しぶりに、お父ちゃんに絵本の読み聞かせをしてもらいました。
「めっきらもっきらどおんどん」、「三びきのやぎのがらがらどん」、それに「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」です。

病院にあった、昔れいこが大好きだった絵本を手にしているうちに、自然と読み聞かせになりました。れいこも懐かしかったのか、ずっと楽しんで聞いてくれていました。



○治療と症状

放射線治療は、この日13回目を終えました。全部で25回行われますので、ちょうど半分を超えたところです。

半分を超えたため、明日は久しぶりにMRIなどで検査を行います。
もしかすると、この時点で腫瘍が少し小さくなっている可能性もあるそうです(まだ、そうなっていない可能性も大とのこと)。


症状としては、やはり麻痺が少し収まっている気がします。
左足はしっかりしていますし、左手の可動範囲も広がっているようです。食べこぼしが減り、食事も一人でできるほどになりました(一番ひどいときは、1~2割くらいこぼしていました)。

おやつは、おっとっと。


歩き方も、少ししっかりしてきましたので、私たちも手助けの方法を変えました。
今までは、できるだけれいこが移動するときは、私たちが支えて歩いていました。それを、できるだけれいこに歩かせて、自分で私たちや手すりに掴まるようにさせることにしました。

いずれ元気になっていくのですから、少しでも自立しませんと。
元気になったときに、元のように不自由なくいられるかどうかは判りませんし、何より自分で何でもやれる大人になりませんとね。

頑張れ、れいこ~。



○お見舞い

2日に、れいこの担任の先生が、校長先生と一緒に、お見舞いに来てくださいました。
先生はもう何度も見舞いに来てくださっているのですが、れいこは担任の先生が大好きなので、何度来てもらっても嬉しい様子です。

担任の先生は、本当にいい先生で、親子で大好きです。
校長先生は、毎朝小学校の校門で子供たちを出迎えてくださっています。れいこも毎朝、出迎えて頂いていましたので、お見舞いに来てくださったのが嬉しかったそうです。


また、この日は大学時代の同期が2人、わざわざ関東から来てくれました。
どちらも夫婦揃って仲良くしてもらっている友人なのですが、誘い合わせたかのように、同じ日に来てくれました。

れいこは2人を捉まえて、一緒にトランプやUNOに付き合わせました(もちろん、私も強要されました)。
自称・「大富豪の名人」という友人を、さんざんに打ち負かしたのがとても嬉しかったらしく、ずっとご機嫌でした。

また、友人の一人は、れいこのために治療に関する情報を持って来てくれて、とても参考になりました。


学生時代の友人は、いいですね。
若い頃に一緒に過ごした仲間ですから、本当に素の自分で接することができます。今回も短い時間でしたが、辛さを忘れて楽しい時間を過ごすことができました。
二人とも、ありがとう~!



○この週末

今週も調子がいいので、外泊をすることができそうです。
金曜の夕方の治療後、月曜の昼の治療まで、また3泊4日で許可を頂くことができそうです。体調によりますが、週末はずっと不在にする可能性があります。お見舞いの方、ご注意ください。


往復は「れいこ お助け隊」にお願いしたところ、すぐにお申し出を頂きました。「れいこ お助け隊」の皆さん、いつも本当にありがとうございます!

「れいこ お助け隊」については、こちらに説明とお願いがあります。
もし「れいこのためなら、ひと肌脱いじゃろ!」とおっしゃる方、ぜひご一報ください。ご都合のつく範囲で結構ですので、よろしくお願いします。



○他の親御さんたちとの交流

ふだん、病院ではなかなかお互いの病気のことは、話さないものです。
れいこもそうですが、周りのお子さんも絶望的な状況にあるかもしれず、軽々しくは話もしにくいものです。


3日(水)に親を対象とした茶話会があり、他の親御さんと話をする機会がありました。
詳しくは書けませんが、やはりどの親も、思いは一緒です。ひたすら、わが子の無事を願い、悩み落ち込みながらも、子供の前では気丈に振る舞い、元気づけようとしています。

親はみんな同じように、苦悩や葛藤、わが子への愛情など、いろいろな感情が渦巻く中で、闘っています。
ある意味では、本人以上に辛い思いをしているのかもしれません。


この病院にいる親御さんたちみんなが、いつか晴れ晴れとした顔でここを後にできますように。

そしてもちろん、私たちも。



<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

この数日、だいぶ元気な様子を見せてくれとるね。
麻痺も少し良くなってきたみたいで、お父さんやお母さんも、嬉しく思っとるよ。

放射線治療も半分終わったけど、病気との闘いは、まだ始まったばかり。自分自身、強い気持ちで治るように思ってないと、病気には勝てんのぞ。





今日は、茶話会でいい話を聞いた。
笑うことが大事、という話なんよ。明るく笑うことで、気持ちが前向きになって、回復も違ってくる、という話やね。

お前の治療は、先生方にお任せしとるけん、もうわしが直接できることは、ないわいな。
でも、れいこの気持ちを明るくすることぐらいなら、お父ちゃんにはできるで。

できるだけ毎日傍におって、少しでもお前を明るい気持ちにしてやりたい。

これからも毎日毎日、絶対に通い続けて、寝るまで一緒におってやるけんな。一緒に遊んだり、楽しい話をしたりしよう。

「病は気から」とも言うし、前に決めた約束どおり、「明るく強く」病気と闘おう。


お父さんやお母さんは、ずっとお前とおるけんな。
明るい気持ちでいこう、れいこ。

 

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