2015-03-20

シェアード・プリントの話を聞いてきた
(ダイトケン大阪支部3月例会 参加報告)

今日は、京都情報図書館学学習会でお話をするために、京都府立医科大学に来ています。万一の交通トラブル等に備えて早く移動したので、予想どおり時間を持て余しています。
結局、発表前だと言うのに、学内のカフェで一服しながらブログを書くことに。(笑)




★ダイトケン大阪支部3月例会 参加報告


3月14日(土)に、標記イベントに参加してきました。
発表のタイトルは、「国立大学図書館協会 海外派遣事業による調査報告:北米におけるシェアード・プリントWESTと自動書庫、アクティブ・ラーニング・スペース例」(長〜!)。報告者は、大阪大学・森石みどり氏です。

開催主旨についてはダイトケン(大学図書館問題研究会)大阪支部の公式ブログを、発表内容についてはご本人のスライド当日のツイートまとめをご覧ください。


★雑感


ご本人のスライドがありますので、私のような不勉強な者が書くことは、もう何もありません・・・。特にシェアード・プリントについては、ほぼ白紙のまま聞いたので、「へ〜」と思うばかり。門外漢の感想になりますが、ご参考まで。

  • 電子リソースがこれほど普及する中、その先端をいく北米で、こうした紙媒体保存への真摯な動きが加速していることに驚き。
    イメージからすると、電子リソースに注力するために「紙媒体のことは、とりあえずいいんじゃね?」的な流れなのかと思っていた。

  • この日の午前中、常世田先生のご講演で、「北米ではオンラインになっていた政府情報すら、すでにアクセスできなくなっているものもあり、紙媒体が見直されている」というお話を聞いたばかり。
    森石さんのお話は、それを裏付けるかのようなもので、とてもタイムリー。

  • スーパーざっくりに言うと、「みんなで紙媒体も残そうや!」というだけの話ではあるのだけれど、継続的に運用していくための精緻な検討がなされている。「一応、紙も残しておこう」ではなく、後世に向けて真剣に保存しようとしている印象。

  • 幹事館は、調整に相当な労力を割いている様子。それでも図書館間の連携が取れ、一つの目的に向かって共同で努力しているようだ。この点、シェアード・プリントに限らず、日本も大いに見習いたい。

  • いろいろな点で、優先順位をつけてこうした取り組みを実施していることは、本当に評価すべき。・・・で、結局のところ、日本はどうすんの?(苦笑)

貴重な事例報告をしてくださった森石さん、素晴らしい企画をしてくださった大阪支部の皆さん、ありがとうございます〜!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
今日は、れいこの通っていた小学校の卒業式だったようです。2年前のこの日、写真だけのれいこと参加したことを思い出し、胸が痛みます。


それでも、きちんとれいこには座席や卒業証書が用意され、名前も呼び上げてもらいました。お空からですが、きっとれいこも一緒に参加したに違いありません。

クラスの友達がサプライズでれいこへの手紙をまとめた文集を贈ってくれたことや、先生方のもろもろのご配慮には、今もただただ感謝するばかり。


あの卒業式から、はや2年。
2年前の自分のブログを読んで、涙が止まりませんでした。今もなお、れいこがいてくれたらな、という気持ちが募るばかりです。

でもれいこ、お父ちゃんは今日は発表やけんな!
気持ちを切り替えて、明るく前向きな図書館界にするために、頑張って気持ちを伝えてくるけんな〜。
応援しとってよ、れいこ!

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