その直前に京都情報図書館学学習会でお話の機会を頂いた際に、名刺がいかに大切なものかをお話ししたところでした。その流れで、何気なく書いた記事だったのですけれどね。
「いいね!」ボタンも200回以上押して頂いたり、ツイート頂いたりして、嬉しいことです。皆さん、ありがとうございます!
★地元の図書館に行こうとした、きっかけ
先日、岡本真さんが「未来の図書館、はじめませんか?」を上梓された記念のイベントで、私もインタビュアーとして登壇しました。
その際に岡本さんから頂いた示唆により、それ以来地域の中の図書館のあり方、とりわけ大学図書館が地域にどう貢献していくか、ということを強く考えさせられています。
そこで思い至ったのが、自分の勤務先(大学図書館)と、そのまちにある市立図書館は連携できているのか、ということでした。
★これまで
私の勤務先図書館とその市立図書館は、20年ほども前に、相互協力の申し合わせを交わしています。
しかしここ数年、私たちと先方との接点は、ほとんどありませんでした(私は今の職場には今年度から来ましたので、伝聞ですが)。
ところが1年前に先方が指定管理に移行された際に、新任館長さんがウチへ挨拶に来てくださっていたとのこと(当時は、まだ私は赴任前)。ですがそれ以来、こちらから連絡する機会もないまま、1年が過ぎようとしていました。
それを聞いた私、せっかく復活しかけたご縁を途切れさせてなるものか!・・・とボスに訴えて先方へ行ってきた、という次第です。
★世間話をする意味
具体的な打ち合わせ等、直接的な業務の相談材料は、ほぼありませんでした。
(先方にお世話になっている学生グループのことや、現在のキャンパスの様子を報告するなど、小ネタはありましたが)
ですが私は、今回ご挨拶して顔をつなぎ、世間話をできれば十分だと思っていました。まずはご縁さえつくっておけば、後はそれを深めていくことができますから。
なかば強引に押し掛けたところではあるのですが、行ってみれば先方との話は弾み、結局1時間半あまりも(!)懇談していました。
今後も資料提供だけに留まらず連携を深めていきましょう、と確認をして、この日は懇談を終えました。
★これから
お近づきになれたところで、これから先方との連携を模索していきたいと思います。
私はこれからの大学図書館は、まちづくり・地域との共存といった文脈の中で、さらに積極的に地域への貢献を果たしていかなければ ならない、と考えています。
本学にも市民が資料を借りられる公開制度はありますが、それだけで終わりにせず、地域の中でこれから私たちに何ができるのかを考えていきます。
幸い本学図書館は、その理念の一つに、近隣の公共図書館との連携強化を謳っています。この理念も20年ほども前につくられたものですが、当時にこうしたものを掲げた姿勢は高く評価できますね(私ではなく、先輩たちの仕事です)。
一方で、本学を含め多くの大学は、「市民が資料が借りられる公開制度をつくってるで。これ以上、何が要るん?」といったところではないでしょうか。
しかし大学が地域社会に根ざし、そのまちで社会的な役割を果たすためには、大学図書館も積極的に自身が貢献できる方法を模索するべきです。
(そもそも大学は税金を頂いていることもあり、私学とは言え、社会的公器としての性格を持たざるを得ません)
本を貸せばいいという考えは、自分たちの役割が単なる貸本屋と言っているようなものであり、図書館の持つ可能性を否定することだと思います。
私自身、これからの姿を明確にイメージできている訳ではありません。
ですが私たちの掲げるこの理念を忘れることなく、地域の中で私たちに何ができるか、考えていきたいと思っています。頑張るで〜!!
●れいこと
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
春はよく、れいこのことを思い出します。闘病中の春は麻痺が進行し、ほとんど自力では歩けなくなっていた、れいこ。
それでも小学校行事で奈良に社会見学に行くときには病院から参加し、この日だけは驚くほど歩いたそうです。みんなといられることが、よほど嬉しかったのでしょう。
毎日毎日、れいこのことを思い出します。
みんなに支えられ、必死に病気と闘った、れいこ。れいこのことを思い出すと、胸がグッと痛みます。
私に今できることは、れいこのことをいつも思い出してやること。
そして、れいこの分まできょーこを元気に育ててやること。
誰よりれいこが一番、きょーこの健やかな成長を願っていることでしょう。
きょーこ、れいこ姉ちゃんが見守ってくれとるけん、元気に育つんやで〜!
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