仕上がったとは到底言えないのに、今日も2つの研修会に参加してきた私。とりあえず今回は、午前中に参加した講座をレポートします。
★「あたらしい図書館をつくる」
平成26年度第16回「図書館を学ぶ相互講座」として、常世田良先生(立命館大学)の標記講演を聞きに行って来ました。
常世田先生のお話は極めて真っ当な感性にもとづいていて、それを直球で口にされる点が最大の魅力です。私はすっかり常世田先生ファンで、毎年のように先生のお話を聞きに出かけています。
最近では、1年ほど前に伺った兵庫県図書館協会研究集会「図書館ブランディングと図書館の役割」がとても印象的でした。
★雑感
先生のお話のうち印象的な部分は、都度ツイートしていますので、そのまとめをご覧ください。全体を通した感想は、以下のとおりです。
- お話のキモの一つは、図書館の本質とは何か、という点。
「あたらしい図書館」を考えるためには、図書館の本質について突き詰めてとことん議論し、当事者(例えばその市民や大学構成員)みんなが目指すべき姿を思い描けるようになることが大切。 - 上記の点から考えても、私たちは現在行っているサービスやその方向性などを、(良いも悪いも含めて)しっかりと評価するべき。
- 「日本中にいろんな図書館があっていいし、当事者がそのあり方を決めたらいい」という先生の主張は、私がいつも言っていることと同じ。この点、激しく賛成!(笑)
- 「私学といえど多くの税金をもらっている以上、地域住民に情報サービスするべき」といったご指摘は、非常に重要。
多くの大学図書館員は、市民が見学したり有料登録できる制度をつくったりしただけで、満足しているのではないか。これからの大学図書館は、単なる貸出機能を超えて、どういう形で地域貢献をしていけるか模索すべき。
いつもながら先生のお話は、図書館のあり方の核心を見つめたものでした。
このお話を、ウチの若手にも聞かせたいな〜。誰もこういう場に出てこないけど。(苦笑・・・いや号泣)
常世田先生、事務局の皆さん、ありがとうございました!
●れいこと
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
この数日、東日本大震災関連の報道が続いていましたね。大切な家族を奪われた人たちの声を聞き、胸が苦しくなります。
れいこを失った私たちにとって、こうした人たちの涙は、他人事ではありません。映像では伝わらない心の傷の深さを感じ、ただ胸中をお察しするばかりです。
それでも私たちは、前を向いて生きるしかありません。
星になった大切な人のためにも、頑張って生きましょう!
れいこ〜、お父ちゃんはきょーちゃんと頑張るけんね!
応援しとってや〜!
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