2011-09-27

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第87~91日目: 9月22~26日(木~月)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、87~91日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


<●お願い>

このブログには、れいこに関する情報を、ほぼそのまま掲載しています。
一方で、れいこの回復が厳しいこと、余命まで告げられたことは、本人には伝えていません。
れいこに話しかけて頂く際はもちろんですが、れいこに接する可能性のあるお子さん方にお話される際、ご配慮をお願いします。

お子さん方には、「れいこが頭にできた、悪いできものと闘っている。治るまでには、まだだいぶかかりそう」といった言い方にして頂ければ、幸いです。

「命が危ない」、「余命1~2年」といった部分については、特に配慮ください。れいこのためにも、お子さん方のためにも。

このような危惧をしつつも、あえてブログでの情報発信を行っています。皆さまのご配慮・ご協力をお願いいたします。



○レイコノ、タビ。

23日(金・祝)~25日(日)にかけての3連休で、家族旅行に行って来ました。

れいこが脳腫瘍だと判り、涙ながらに入院した日には、想像もできないことでした。
(もっとも、完治に近づいた訳ではなく、一時的に危険が遠ざかっている状況に過ぎませんが)
れいこが旅行に出られる状況であることを、素直に喜びたいと思います。


今回はレンタカーを借りて、島根と鳥取を回ってきました。

屋内プール&温泉に行ったり。


コテージに泊まったり。


釣りをしたり。


コナン通りに行ったり。



初日のハイライトは、出雲大社です。
お参りをし、お守りも買って、みんなでれいこが元気になることを願いました。男前のれいこは、「今週中に治してください」と願ったそうです。(笑)



お神籤を引いたところ、病気が「長引くともなおる。」の文字が。
これがどれほど、私たちを勇気づけたことか!




2日目のハイライトは、鳥取砂丘です。
とにかく、驚くばかりの景観でした。日頃の辛さも忘れ、一家で大自然を満喫しました。

砂丘専用の車椅子も借りました。


砂丘のこの広がり!


紐も借りて、大正解。


砂の上で転がり回る、れいこ。


れいこを背負って、大きな砂山を越えるお兄ちゃん。



その夜は、コテージで花火とバーベキューを楽しみました。
キャンプ地は山奥で、この時期の最低気温は、10度を切るそうです。この日も、白い息を吐きながらの花火でした。(笑)

頂いたリラックマ花火を満喫。



そして翌朝は、キャンプ地で遊んで、梨狩りにも行きました。

ジェイボードの変形?れいこ、大はしゃぎ!


もぎたての梨、激ウマ!



3日間、れいことシューイチローは、はしゃぎ続けました。
ですから、帰り道は当然、こうなります。




本当に、とても楽しい3日間でした。

2ヶ月近く入院している間は、こんな旅行ができるようになるとは、本当に思えませんでした。このひとときを、本当に嬉しく感じています。

こんな日を迎えることができたのも、皆さんの応援が、れいこに伝わったからに違いありません。いつもいつも、れいこと井上家へのご声援をありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします!



○化学療法、第2クールへ。

楽しい旅行が終わると、すぐに化学療法の第2クールが待っています。

27日(火)は、3時間目が終わると同時にれいこをピックアップして、病院へ行きます。
まず、都島放射線科クリニックで、MRI等の検査を行います。
次に大阪市立総合医療センターで、診察の後、インターフェロンという薬を点滴します。そして今日から5日間、テモダールという抗癌剤を内服します。


テモダールは5年ほど前に国内で承認されたばかりの薬ですが、副作用が少なく効果が高いことが評価されており、れいこのような症状では標準的な治療法といえるものです。
おおよそ半分の患者に、一定の効果があるとされていて、れいこにこの薬が効くことを願うばかりです。



テモダールを使っているせいか、今のところは副作用も、それほどありません。
れいこは副作用が少ない方だと思いますが、まれに頭痛や嘔吐が見られます。退院以降、慢性的な食欲不振が続いていて、今回先生にも相談しようと思っています。

他にも、眠気や便秘、何よりも左半身の麻痺が回復せず、先生にはいろいろと相談したいと思っています。
<先生への相談事項リストも作りました。

病院での相談結果は、またこの場でご報告しますね。




<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

旅行、本当に楽しかったね。
またれいこと一緒に旅行できるなんて、夢みたいよ。



れいこを大阪市立総合医療センターに連れて行ったときは、もしかすると、このままずっと病院じゃないかと思っとった。
それが、泊まりでキャンプにまで行けて、こんなに嬉しいことはないの。


3日間、ずっとれいこの横にいて、楽しかった。
いろんな話もしたし、車の中で歌も歌ったね。ケンカも一度もなかったし、いっぱい笑って、本当に幸せな時間を過ごしたのう。

これからも、何度だって一緒に旅行したい。
いつかお前がすっかり元気になったら、約束している波照間島にも行こう。


ずっとずっと、お父さんたちの傍にいて欲しい。
きっと元気になるって約束してくれたこと、忘れるなよ、れいこ。

 

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