(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)
<●お願い>
このブログには、れいこに関する情報を、ほぼそのまま掲載しています。
一方で、れいこの回復が厳しいこと、余命まで告げられたことは、本人には伝えていません。
れいこに話しかけて頂く際はもちろんですが、れいこに接する可能性のあるお子さん方にお話される際、ご配慮をお願いします。
お子さん方には、「れいこが頭にできた、悪いできものと闘っている。治るまでには、まだだいぶかかりそう」といった言い方にして頂ければ、幸いです。
「命が危ない」、「余命1~2年」といった部分については、特に配慮ください。れいこのためにも、お子さん方のためにも。
このような危惧をしつつも、あえてブログでの情報発信を行っています。皆さまのご配慮・ご協力をお願いいたします。
このブログには、れいこに関する情報を、ほぼそのまま掲載しています。
一方で、れいこの回復が厳しいこと、余命まで告げられたことは、本人には伝えていません。
れいこに話しかけて頂く際はもちろんですが、れいこに接する可能性のあるお子さん方にお話される際、ご配慮をお願いします。
お子さん方には、「れいこが頭にできた、悪いできものと闘っている。治るまでには、まだだいぶかかりそう」といった言い方にして頂ければ、幸いです。
「命が危ない」、「余命1~2年」といった部分については、特に配慮ください。れいこのためにも、お子さん方のためにも。
このような危惧をしつつも、あえてブログでの情報発信を行っています。皆さまのご配慮・ご協力をお願いいたします。
○化学療法第2クール、スタート!
27日(火)にれいこは、病院のハシゴをしました。
この日は、私が職場の振替休日を使って、れいこを病院に連れて行きました。3時間目が終わる時間に学校に迎えに行き、病院へダッシュ!
まず、放射線治療を受けたクリニックへ行き、MRI検査を受けました。
この日クリニックでは検査だけで、すぐに大阪市立総合医療センターへ移動です。そこで採血等の検査を終え、診察を受けました。
左手足の麻痺、食欲減衰、便秘、眠気などの症状について、主治医と相談しました。
おそらく放射線治療の副作用で、一時的なものだろうとの判断を頂きました。先にクリニックで撮影した検査結果をもとに、後日対応を検討することになりました。
そして、この日から予定どおり、化学療法の第2クールに入りました。
前回同様、メイン抗癌剤はテモダールで、インターフェロンという薬を併用します。比較的副作用が少ないとされてはいますが、高熱が出たり、頭痛・嘔吐といった症状が出る可能性もあります。
これも前回同様、インターフェロンを点滴で使用、同日からテモダールを内服で5日間使用します。その後、3週間のインターバルを入れて、これで1クールとします。
今回、予定どおりインターフェロンの点滴と、テモダールの内服を済ませたのですが・・・その夜に、やっぱり来ました、副作用!
日付が変わる頃になって、気分が悪いと言い始め、そのまま嘔吐してしまいました。
横になっていると気分が悪いとのことで、座っている私にもたれかかって、眠ることにしました。
<もたれられたのを支えたまま、長時間座っているのは、なかなかしんどいです・・・。おかげでこの夜は、私も寝不足でした・・・。
翌28日(水)も吐き気は収まらず、結局2日間、学校を休むことになりました。
深刻なのは、食欲不振です。病気でダウンしていますのに、食事はほとんど摂りません。1食あたり、ヨーグルトをスプーン数杯だとか、林檎1口だとか・・・。
ここに来て、体力面の不安がかなり出てきました。
やはり、副作用が少ないとは言え、抗癌剤。この小さな体には、相当応える様子です。
でも、ガンバレ、れいこ!絶対に、治る!!
○検査結果、そして今後
29日(木)、れいこが学校を休んで2日目です。
27日の検査結果を聞きに、私は放射線クリニックへ行きました。
本来であれば、れいこが学校にいる間に妻に行ってもらう予定だったのですが、この日は急遽予定変更です。私が仕事を休んで病院に向い、妻にはれいこを看てもらいました。
さて、検査結果について。
毎回検査結果を聞きに行くときは、ものすごく強い不安があります。
「もし、とんでもなく悪い結果が出たら、どうしよう・・・」
「治療の効果が出ずに、腫瘍が大きくなっていたら・・・」
正直、病院に向かうときは、胸が苦しいです。れいこはすでに、これ以上ない状況の中で闘っているのですが、それでもやっぱり、聞くのは怖いです。
しかし!
今回も、そうした悪いイメージを払拭するかのような、いい結果が出ていました!放射線治療と抗癌剤治療が効いたのでしょう、れいこの腫瘍は、さらに縮小していたのです!
MRI画像を見ると、確かに以前に比べてもはっきりと腫瘍が小さくなっているのが、見てとれました。このときの、明るい気持ちといったら!
一方で、課題が一つ生じていました。
腫瘍が潰れた後には、浮腫(ふしゅ)という水溜りのようなものができます。これがとても大きくなっていて、脳の中央部を圧迫しているのです。
このところ、左半身の強い麻痺、かなりの食欲不振、便秘、眠気などが出ていました。ですが、これらの症状は、浮腫が脳を圧迫していることが原因ではないかとのことでした。
逆に言えば、この浮腫を消すことができれば、これらの症状が改善される可能性が高いのです。
このクリニックの主治医からは、「浮腫を散らすには、ステロイド剤の大量投与しかない。今日すぐにでも、大阪市立総合医療センターへ行って、処方してもらうように」との指示でした。
早速検査結果や所見を持って、大阪市立総合医療センターの主治医を訪ねたところ、すぐにステロイド剤を処方してくださいました。
体調が悪く自宅で休んでいるれいこを、大阪まで連れて来ることは無理に思えましたので、その旨を相談したところ、MRI画像だけで診断して処方する、と対応してくださいました。
いつもながらの主治医の心遣いには、ただただ感謝です。
結局れいこは、入院時から使用していたデカドロンというステロイド剤を使用することになりました。ただし量は、入院時の何と12倍!
れいこは今、朝14錠、夜10錠の薬を飲んでいます。
この中には、胃腸を整える薬も含まれているのですが・・・いかんせん、ほとんど食べていないので、胃への負担も相当大きいようです。
30日(金)は朝3時過ぎに「胃が痛い」と言って、目を覚ましました。お腹をさすっていると楽とのことで・・・私はそのまま5時まで、2時間(!)もれいこのお腹をさすっていました。
5時に妻が交替してくれて、ヨーグルトを食べさせたり(かろうじて、ほんの数口)、牛乳を飲ませたりして、ようやく治まりました。
一昨日の夜中も、嘔吐で苦しんだばかり。れいこは、さぞや辛いと思います。
それでも、この麻痺や極度の食欲不振から抜け出せるのではないかという期待が、れいこや私たちの気持ちを強くしています。
ガンバレ、ガンバレ、れいこ~。
お父さんたちも、頑張るぞ!
○闘病記文庫@愛媛大学
私の故郷・愛媛。
いつもれいこの応援をしてくれている友人Mさんが、愛媛大学に勤務しています。
今回、そのMさんから相談があって、愛媛大学図書館医学部分館に設置されている闘病記文庫にて、このブログとTwitterを紹介してくれました。
以下、闘病記文庫の説明です。
当館の闘病記文庫は、学生が「闘病記」の分類やデータ作成の作業に関わったことを機に「健康情報棚プロジェクト」からの図書寄贈を受けて2006年4月に開設。
とくに看護学科では、演習においても活用されています。
土出郁子 ”「闘病記」資料群の性格と愛媛大学図書館医学部分館における事例”
小金丸茂博 ”闘病記文庫のすすめ”
図書館だより 第81号(平成18年10月16日)p7
とくに看護学科では、演習においても活用されています。
土出郁子 ”「闘病記」資料群の性格と愛媛大学図書館医学部分館における事例”
小金丸茂博 ”闘病記文庫のすすめ”
図書館だより 第81号(平成18年10月16日)p7
そして、実際の展示はこんな形です。
このブログやTwitterを紹介した文章を箱に貼り付け、他の本と並べてくれています。
このパッケージが、秀逸ですよね!
ブログを書いている私自身が、思わず見入ってしまうようなレイアウトです。QRコードまで付けてもらって、嬉しい限りです。
私たち一家は、れいこの命をかけた闘いを、一人でも多くの方々に知ってもらいたいと思っています。
それを、医学部の方々に知って頂き、医療を考えるきっかけにして頂けるのであれば、本当に嬉しいことです。
このような機会を与えてくださった、Mさん、そして関係者の皆さんには、本当に感謝しています。ありがとうございました!
○思わぬご縁
先日のエントリーでご報告した、家族旅行。
その旅行のメイン目的地、鳥取砂丘で借りた、この専用車椅子。
先日のエントリーの写真を見て、ご連絡くださったのが、いちちさん。以前も、このブログで紹介した方です。
この車椅子はHIPPOといって、株式会社free×FREE Project(フリー バイ フリー プロジェクト)さんが、作製されているものだそうです。
何でも、いちちさんが会社でリーダーとして募金して購入し、鳥取砂丘をはじめ、いくつもの観光地に寄付したもの、とのことでした。
家族ぐるみでお付き合いくださっている、いちちさんがかつて贈った車椅子を、今こうしてれいこが使わせてもらっていた、ということ。
何とも言えない、人の世のご縁を感じます。
思えば、いちちさんとのご縁は、れいこの入院から始まりました。
いちちさんのお嬢さんが入院されていた部屋に、同室で入院したのがれいこでした。同い年ということもあり、二人はすぐに仲良しに。
お嬢さんの退院後も、いちちさんはご自身のブログでれいこの応援をしてくださったり、ご家族でお見舞いに来てくださったりして、何かとれいこを応援くださっています。
いちちさん、いつもありがとうございます~!
ところで、このブログをご覧くださっている方の多くは、宝塚近郊の方ですので、併せてご紹介を。直前のご案内で、申し訳ありませんが。
いちちさんがとても熱心に活動されている三線サークルが、10月2日(日)に宝塚で発表会を行います。入場無料ですので、よろしければぜひご来場ください。
いちちさん、盛会を願っています!
<●最後に、れいこへ。>
れいこへ。
このところ、体調が悪くて、大変やったね。
お父さんたちは、れいこがほとんどご飯を食べないことが、心配で仕方がない。
それでも、今回検査の結果が出て、腫瘍が小さくなっていて、本当に嬉しかった。
それに、麻痺や食欲不振の原因が浮腫やろうと判ったこと、そのための薬をもらえたことで、明るい気持ちになることができた。
まだまだ、辛い闘いは続く。
副作用もしんどいし、上がらない左手や満足に歩けない左足の状態は、さぞや、もどかしいやろうな。
でも、ここで頑張らんと仕方がない。
れいこも、頑張ってくれ。
お父さんたちも、一緒に頑張るけん。
お腹が痛かったら、夜中でも明け方でも、何時間でもさすっちゃる。
誰かにもたれて寝たいときは、ずっと椅子代わりにもなっちゃる。
ほやけん、絶対に元気になれ、れいこ。
絶対に、絶対にやぞ、れいこ。
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