2013-06-11

ライブラリーキャンプがスゴい!

れいこが星になって1年が過ぎ、「れいこパーティー!」も終わりました。
これを機に、今度こそこのブログのタイトルやプロフィールも修正しなければ、と思ってはいるのですが・・・。れいこの闘いが無かったことになるような気がして、なかなか取り組めません・・・。

気持ちの整理は付かないものですね・・・。


気を取り直して、先日ご案内したライブラリーキャンプの参加報告をしておきましょう!


○今日一番、伝えたいこと

  • ライブラリーキャンプは、スゴい!アツい仲間と過ごす2日間は、本当に楽しい!
  • アンカンファレンスには、ヒントがいっぱい。自分が気付くだけではなく、お互いを高め合える場。
  • (一応書いておく)でも、今回は参加者が少なかったのも事実。どうやって、この魅力を伝えるか。


○ライブラリーキャンプに込められたメッセージ

ライブラリーキャンプについては、前回お知らせしましたので、改めて触れなくていいでしょう。
詳細なプログラム等はfacebookページでご覧ください。個別のプログラムについては報告しきれませんので、印象的だった部分についてのみ、ご報告したいと思います。



「未来の図書館を創る」ライブラリーキャンプ。
今回は、東日本大震災から2年経ち、阪神大震災を被災した淡路島での開催とあって、そのメッセージ性も十分に伝わってきました。

そのメッセージの代表的なものが、ゲストスピーカーによる講話でしょう。今回は、神戸市で阪神大震災の復興に尽力されてきた、松崎太亮さんからお話を伺いました。

松崎さんのお話の中で最も印象的だった点は、阪神大震災で被災地を撮りまくる、という判断を当日の朝にされたことです。
被災地では、まだ救助や消化を行っている中、徹底して記録を残すことを実行した松崎さん。その胸中、いかほどであったでしょうか。

全壊した知人宅を前に、助かったはずだと信じて記録のためにその場を立ち去ったくだりには、私も阪神大震災を被災した身として、お察しするものがありました。


もう1点印象的だったのは、「支援」に対する「受援」という考え方です。
単に支援するのではなく、協力関係にある自治体同士双方で、どのように支援を受けるのかについても検討しておく、という考えです。

松崎さんのお話を聞きながら、図書館にできることは何か、改めて考えることになりました。こうして震災と向き合うことができたことは、私たちにとって非常に貴重な機会となりました。


この他にも、野島断層保存館洲本市立洲本図書館の見学、洲本レトロこみちの散策など、震災や地域性を重視したプログラムが多いことも、ライブラリーキャンプの特長と言えるでしょう。いずれも、楽しい企画ばかりでした。


地元のお母さんたちの食堂カフェ・こみち食堂



○アンカンファレンス

さて、ライブラリーキャンプの最大の特長の一つは、アンカンファレンスです。
これは乱暴に言うと、参加者の興味あるテーマをまとめて即興で小さな討論グループをつくり、短い制限時間のもとで自由に語り合うというものです。


今回は参加者が少なかったためか、自分の関心のストライクゾーンなテーマばかりに参加することができました。
私が今回、ヒントをもらいたいと思っていたテーマは、ズバリ図書館員個人のミッションです。先日ご報告しましたように、私自身ここ数年間思って来たことを自分のミッションにまとめたことが、直接のきっかけと言えるでしょう。

そして、その目的は達成したと言えるでしょう。
自分の提案もあり、複数のセッションでこうしたミッションについて、参加者で意見を交わすことができました。

特に興味深かったのは、組織のミッションと自分のミッションが一致しないとき、どのように行動を選択するべきか、といった討論です。
組織の看板が外れたときに、自分という一個人にどれほどの価値があるのか、といった話などへも展開し、非常に刺激を受けるディスカッションが行われました。

私自身、自分のミッションを定めたことは非常に良いことと評価していますが、この日の討論はそれを裏付けつつ、今後の展開を示唆するものでした。
この個人のミッションというテーマについて、今後ふくらませていきたいと考えています。

講師の機会を頂いた私立短期大学図書館協議会の研修会でも、この話についてはお伝えしていきたいと思います。


○その魅力をどう伝えるか

このように素晴らしい魅力を持ち、楽しい時間と有意義な経験を積ませてくれる、ライブラリーキャンプ。
ですが、今回の参加者は、わずか9人でした・・・。

これはあまりにも、勿体ないことです。
どうにかしてこの魅力を伝え、多くの参加者を得ていきたいと考えています。

改めて考えると、ライブラリーキャンプの魅力は、以下の点にあると思います。
  • 2日間に渡り、寝食をともにすることで生まれる、仲間との連帯感。
  • ヒントが盛りだくさんのアンカンファレンスによるセッション。自分への示唆、お互いのスキルアップとマッシュアップ。
  • 震災などテーマにもとづく講話や経験。そこから広がる討論と、それらを通じてさらに広がるネットワーク。

こうした点を、私たち参加者がまだ参加したことのない人たちに伝えていければ、と思います。

これができたらいいなと思うのは、図書館員以外の参加者を増やすことです。
第1回は、図書館員が10名ほど、それ以外のお立場の方が20名ほどでした。これを毎回実施できれば、図書館員とそうでない人がお互いの立場を超えて未来の図書館を創る、というスタイルが出来上がるでしょう。

他の図書館系研修会では絶対に得られない経験を提供できる場として、ライブラリーキャンプが位置づけられるのではないか、と期待します。

(この辺のお話は、「ライブラリーキャンプをどう盛り上げるか」というセッションでもお話しました)


○感謝

まずはライブラリーキャンプにご参加の皆さん、ありがとうございました。
一緒にあちこちを見学したり、ビール前の砂浜をランニングしたり、レトロこまちを歩いたり、夜の3時まで飲み明かしたり。本当に楽しく有意義な2日間でした。

このような貴重な機会を提供くださった、主催のアカデミック・リソース・ガイド株式会社(ARG)の皆さんには、深く感謝します。
運営者としてはもちろん、アンカンファレンスなどでも非常に貴重なご教示を頂きました。

とりわけ、実務を一手に担ってくださった山根さんには、心からお礼を言いたいと思います。
盛りだくさんのプログラムへの感謝はもちろんですが、最終日の解散後、裏方仕事のみならず、会場にお礼を言いにいくとおっしゃっていた姿にも感心させられました。
こうした部分は、山根さんの、そしてARG社の素晴らしいところですね!多くの人が惹かれる企画には、こうした理由があるのでしょうね。


皆さん、本当にありがとうございました〜!ライブラリーキャンプ、サイコーです!!



●れいこと

先日、友人から聞いた話です。
「ときどき、霊感が強い」というその友人のところにれいこが来て、いろいろ話をしたそうです。


れいこは、お父さんとお母さんが大好きだ、という話をしたそうです。
自分にとって大事な友人に、れいこがそれを伝えてくれたのだとしたら、嬉しいことです。

でも、それより何より、私のところに来て欲しいですね。
もう一度、れいこの手を握って、抱きしめてやれたらなあ・・・と毎日毎日思います。


それでは、押忍!

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