2014-03-08

図書館は、レポートを完成させるためだけの施設ではない!

・・・そう言えば!
今年の抱負を書いたときに、ブログをもっと短く要点を絞って書く、と宣言したのでした。覚えているのに、どうにもまとめられないダメダメの私。
今日からは、もっとコンパクトにするよう、頑張ります!(たぶん)


・・・ということで。
3月2日(日)に参加した、第19回図書館利用教育実践セミナー in 京都「情報リテラシー教育と評価」のレポートを手短に。
コンパクトに早くアップするため、今回のレポートは、2回に分けてアップします。当日のツイートのまとめも、作成してあります。


★「主体的評価の可能性ー情報の評価について考える」


このセミナーでは、2つの講演がありました。
今日はその1つめ、京都学園大学・有吉末充先生による上記タイトルの講演について感想です。

お話のポイントの一つは、批判的思考の欠如が情報の評価を妨げている、というご指摘でした。日本文化の独自性に触れつつ、「個人が尊重しあう『社会』を作るところから再出発する必要がある」というご意見は、非常に新鮮でした。

先生のお話で最も印象的だったのは、「よりよく生きるための判断を下すために情報の評価が必要」という部分でした。
  • 情報過多の現代にあって、批判的思考でもって有益な情報を選び取ることの大切さ。
  • よりよく生きるためには、個人では解決できない家族・地域・国家レベルの社会の問題解決も必要。
  • 利用者の問題解決のための情報インフラであることが、図書館の存在意義。レポートを完成させるためだけの施設ではない。

この部分は、強く共感しました。私がミッションに掲げる「情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!」に込められた思いも、まさにこれです。
大学/短大図書館の最重要課題は、もちろん直接的な教育・研究支援です。しかし、社会全般の中で図書館が担うべき役割を考えたときに、それは単なる学術情報の集積場に留まるべきではありません。

まさに、「よりよく生きる」ための広範な情報源であり、社会生活の知的インフラであるべきです。図書館は、自身が提供したりナビゲートする情報のチカラでもって、世界をもっと幸せにできるはずです。
有吉先生は、まさに私の思いを代弁してくださったように感じました。先生、ありがとうございました!


次回は、もう1本の講演「利用教育の成果をどう評価するか」(帝京大学・上岡真紀子先生)のレポートをします。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今月も、また6日を迎えました。
一昨年6月6日にれいこが星になって以来、毎月6日は井上家にとって特別な日です。


この日も、みんなでれいこと一緒にご飯を食べました。
毎月6日は、れいこが好きだったご飯やデザートを、妻が用意してくれます。今回は、れいこが大好きだった炊き込みご飯とおでんでした。

私たちは今もなお、れいこのことを忘れる日は、一日たりともありません。
毎日毎日、何度も何度もれいこのことを思い出します。

春は、れいこの具合が悪くなったシーズンでもあり、私たちもメンタル的に不安定であることを感じています。
本当なら、今度は中学2年生になったはずのれいこ。

きょーこや、周りの支えてくれる人たちがいなかったら、私たちも今のようにはいられなかったでしょう。大勢の皆さん、そして私たちのもとへ生まれてきてくれたきょーこには、ただただ感謝です。

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