2012-10-20

れいこのバースデー

10月20日。今日は、私たち一家にとって、特別な日です。
そう、今日はれいこの12回目のバースデー!


れいこや私たちの友人からも、いろいろとお心遣いを頂きました。
れいこの親友だった子は、わざわざわが家へ手紙と花を持ってきてくれました。ありがとう、その気持ちが本当に嬉しいよ。そうした友達のおかげで、れいこの部屋はとっても賑やかに。


他にも、れいこのために、私たちのために、ずっと手紙を贈り続けてくれている友人もいます。れいこが星になってから、1日も欠かさず。しかも、お手製リラックマハガキに、手書きで思いを寄せてくれています。


れいこをずっと応援してくれた別のある方は、ご自宅でれいこのバースデー祝いのピザパーティーをしてくれています。しかも、これからも毎年ずっと、続けてくださるとのこと。

本当に、ありがとう。
れいこの友達のみんなに、私たち夫婦の友人に、皆さんのお気持ちに本当に感謝します。


わが家でも、ランチに出かけたり、れいこが大好きだった水木一郎さんのマジンガーZを聞いたり、ちょうど発売されたファミチキプレミアムを食べたり。れいこが好きだったテレビ「関ジャニの仕分け」も、ちゃんと録画しておいて、みんなで観ました。


何より、大好きだったお母さんの特製料理やケーキも食べました!


今日はそれなりに明るく、れいこのバースデーを祝うことができました。でもそれは、悲しみや寂しさを、無理に抑えつけただけのことでしかありません。
妻は、今日は何度泣いていたことか。私もこの数日、れいこのいないバースデーを迎えることに対する辛さで、言葉にならない思いでした。

毎年毎年一度も欠かさず、家族4人でこの日を祝ってきました。
いつも笑顔で、幸福感に満ちた10月20日。振りかえると闘病中の去年さえ、辛くはあったけれど、家族みんなが一緒にいられることに幸せを感じていました。

去年のバースデーに書いた私のブログには、こんな言葉が残っています。

「それでも、れいこは「明るく強く」日々を過ごし、この日を迎えることができました。
家族4人が揃って、わが家でれいこの誕生日を祝えること。一緒に夕食を取り、ケーキを食べること。れいこの横で、一緒に眠れること。こんなに幸せなことが、あるでしょうか?」

「来年のこのバースデーも、元気になったお前と一緒に、家族4人で祝いたい。再来年も、その次も、ずっと。」

これからもずっと、れいこのバースデーを祝ってやりたい。
1年前は、ただそれだけを願っていました。去年のバースデーが、れいこの最後のバースデーだなんて、今でも信じられません。

れいこ、もう一度だけでも会いたいな。
一度でいいから、抱きしめてやりたい。
その手を、握ってやりたい。

お父さん、お母さん、お兄ちゃんは、ずっとずっと、お前のことを大好きなんよ。これからも、ずっとずっと一緒やけんな、れいこ。

2012-10-11

【急募!】13日(土)にトサケンオフ会@名古屋!

突然ですが、今週末13日(土)に、トサケンオフ会@名古屋を開催することにしました。

トサケンとは、図書館サービス計画研究所の略称で、私が幹事長+運営委員をしているグループです。

 
今週末、家庭の事情で愛知に滞在することになり、その中日にトサケンオフ会を入れることにしました
こんなに無理をするのも、8月のトサケンオフ会@名古屋が、あまりにも大盛会だったためですね。(笑)

詳細は調整中ですが、13日(土)18時頃から、JR名古屋駅近辺を考えています。
遅刻・早退でもOKですし、どなたでも大歓迎です(トサケン以外でも大歓迎!)。みんなで集まって、いろいろな図書館のメンバーで交流を深めましょう!
ぜひご友人とお誘い合わせの上、お申し込みください。

参加をお考えの方は、お気軽に karatekalibrarian@gmail.com まで、ご一報くださいね〜。


詳細については、私のTwitter @karatelibrarian かトサケン公式Twitter @tosaken2006 でも続報を流します。参加表明をしてくださった方には、直接ご案内を差し上げますので、直前までチェックできるメールアドレスからお申し込みください。

ちなみに、トサケン@名古屋については、先日 @syoujinkankyo さんが、ブログを立ち上げてくださいました。こちらもぜひ、ご注目ください!

愛知方面の皆さま、ぜひぜひご一緒しましょうね〜!

追伸: 先日のエントリーでも書きましたが、トサケンは、図書館総合展でも21日にトサケンフォーラムを開催します。ちょっとだけですが、私も事例報告で登壇しますので、ぜひお越しください!

2012-10-06

図書館総合展にちょっとずつ登壇します!

れいこが星になって、はや4ヶ月。
今日10月6日は、れいこの4度目の月命日でした。


毎日毎日、ずっとお前のことばかり考えてとるよ、れいこ。
たった一度でええけん、また会いたい。


<●【報告】図書館総合展に登壇決定!>

・・・気を取り直して、今日も図書館ネタでいきましょう!

今や、日本最大の図書館関連イベントと言っていい図書館総合展/学術情報オープンサミット。今年は、11月20~22日にパシフィコ横浜にて、第14回が開催されます。
その図書館総合展で、今年は2度ちょっとずつお話する機会を頂きました。このような大舞台、いささか身に余りますが、自己PRも兼ねてご紹介します。

まずは、第2日目に開催されます、トサケンフォーラムから。

●今日から使える図書館ブランディングセミナー(3)
図書館員の自分ブランディング検定 -専門職崩壊の時代にあなたの専門職イメージは何点?
【会場】 第8会場(E206)
【日時】 2012年11月21日(水)10:30-12:00
【主催】 図書館サービス計画研究所(トサケン)

【開催主旨】
図書館の経営環境は厳しさを増し、外部委託が増え図書館員の正職員の口はほとんどない。この専門職崩壊の時代に図書館員が生き残るにはどうすればいいのか。
この切実な課題への対策を考えるには、古くて新しい専門性論議を超える自己革新の戦略が必要である。

前回の組織ブランディングに続き、今回は図書館員の自分ブランディング検定を提起する。第一回として「情報の達人=指導の達人」イメージを取り上げ、1)パソコン操作力、2)企画演出力、3)情報探索法指導力、4)プレゼンテーション力、5)積極性を検定してみる。

楽しめる基調講演、元気の出る事例発表のあとフランクな質疑応答の中で、すぐに役立つノウハウを現場へお持ち帰りください。

【基調講演】
  仁上 幸治(帝京大学准教授)
【司会・ワークショップ】
  石川 敬史(十文字学園女子大学専任講師)
【事例報告】
  井上 昌彦(関西学院 聖和短期大学図書館) 他

・・・ということで、今や毎年恒例となりましたトサケンフォーラムにて、ほんのちょっと事例報告します。

自分がどういったセルフブランディングに取り組んできたか、という話をします。今の職場に配属されて以来、セルフブランディングは自分の最大の関心ごとであり、最重要課題でした。
最近ちょっと覚えてもらえるようになった「空手家図書館員」というネーミングなど、やってきたことを少し紹介したいと思います。

2年前に第9回ARGカフェ&フェストにて、「図書館員の、図書館員による、自分のための営業活動」というタイトルで登壇しましたが、その発展版でしょうか。


ちなみに、2年前のトサケンフォーラムでは、私は司会として参加したのでした。150人を前に、だいぶ緊張してガチガチでした!(笑)


私の事例報告はともかくとして、あの仁上さん、石川さんのお話&ワークショップは、魅力満載です!皆さま、よろしければ、ぜひトサケンフォーラムへご参加ください!申込みフォーム等は、近日公開予定です。

なお、当フォーラムについては、トサケンブログ・トサケン公式Twitter@tosaken2006に加え、このブログや私のTwitterなどでも、発信していきたいと思います。


続いて、翌日の「創る図書館を創る/未来の図書館を作る」について、お知らせします。

○「創る図書館を創る/未来の図書館を作る -ライブラリーキャンプ2012秋実施報告会」
【会場】展示会場内
【日時】 2012年11月22日(木)10:30-12:00
【主催】 アカデミック・リソース・ガイド株式会社

【講師】
  • 岡本 真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社 代表取締役/プロデューサー)
  • 井上 昌彦(関西学院 聖和短期大学図書館)
  • 江草 由佳(国立教育政策研究所 教育研究情報センター 総括研究官)
  • 江渡 浩一郎(メディア・アーティスト、産業技術総合研究所社会知能技術研究ラボ研究員、ニコニコ研究会委員長)
  • 鎌倉 幸子(シャンティ国際ボランティア会〈SVA〉 広報課長兼東日本大震災図書館事業アドバイザー)
  • 藤澤 聡子(アサヒグループホールディングス株式会社 研究開発部門 アサヒ ラボ・ガーデン企画運営)
  • その他、ライブラリーキャンプ2012秋参加者

アンカンファレンスという会議ではない会議方式で実施したキャンプ(2012年10月)の成果を報告するとともに、当日実際にアンカンファレンスを実施します。

この豪華なラインナップ、まさに圧巻です・・・!
今回のフォーラムに先立って開催されます、ライブラリーキャンプ2012秋「創る図書館を創る/未来の図書館を作る」については、こちらからご覧ください。

なお、こちらは追加募集がかかり、まだ数席だけ空きがあるとのことです。
錚々たるメンバーで開催されるこのキャンプ、自分への投資という意味でも、ぜひともご参加ください!


<●どうでもいい独り言(最後も雑談)>

図書館界最大のイベント、図書館総合展もいよいよ来月に迫りました。
2009年度に参加したときは、3日間フル参加して、60~70名ほどの方々とお近づきになることができました。
皆さんもこの機を逃さず、ぜひご参加になってはいかがでしょうか?

多くの仲間や知人を得ることは、自分の財産ですし、そのための努力は自分への投資です。
トサケンフォーラムでお話する内容はまさにそうですが、こうした努力がきっと自分自身、職場やその利用者、ひいては日本のためになることと思います。

ぜひ、無理をしてでも、図書館総合展にお越しください!
<特に、トサケンフォーラムと「創る図書館を創る/未来の図書館を作る」に。(笑)

それでは、押忍!

 

2012-09-25

(図書館ネタ)図書館活動に復帰

れいこが星になって、今日ではや112日目。
相変わらず、私たちの気持ちの整理はできず、辛い日々を過ごしています。

でも、皆さんの応援のおかげで、今も何とか頑張っています。
直接お声をかけてくださる方、何も言わずに見守ってくださる方。皆さんの気持ちを、感じています。本当にありがとうございます。


今日は、久しぶりに図書館関連の近況報告を、しておきたいと思います。少しずつでも、私たちが頑張っているところもお伝えしませんとね!


○図書館活動に復帰

この夏は、いろいろな図書館の勉強会や懇親会に出席しました。
辛い気持ちを図書館活動で振り払っていきたいと、思い切って引きこもり生活から脱出しました。

まず、8月4~6日は、ダイトケン全国大会@京都に、泊まり込みで参加でした。私が兵庫支部長をしています兵庫支部は、「オープンアクセス&リポジトリ分科会」を担当しており、当日は司会だけ担当しました。

10日は、日本図書館研究会の「マルチメディアと図書館」研究グループで、NDLの南亮一さんの著作権に関する 研究会に出席しました。
南さんは、著作権に関する第一人者で、今回の法改正について、いろいろとご教示頂くことができました。

次いで12日は、愛知に行くのを機に、トサケンオフ会@名古屋を企画しました。直前に企画したのですが、14名もの方々が駆け付けてくださって、盛会となりました。

21日は、帝京の仁上先生(トサケンの発起人)が来られるのを機に、 トサケンオフ会@大阪に参加しました。
翌22日は京都図書館大会で、仁上先生が講演された基調講演などを勉強してきました。
ちなみにこの両日、仁上先生とは、2日連続して終電まで飲み明かしてしまいました。(笑)

26日(日)は、ライブラリーマネジメント・ゼミナールに参加、十文字学園女子大学の石川敬史先生による「統計データ(評価)を読み解き、計画・企画に活かす」という回に参加してきました。
統計情報との本質的な向き合い方について学ぶことができ、とても勉強になりました。
なお、私によるこの会の参加レポートが、「大学の図書館」9月号に掲載される予定です。

9月に入り、1日に古典籍研究会に出席しました。古典籍には全く知識もなく、門外漢なのですが、いろいろと楽しむことができました。


そして、この夏のメイン企画、6~7日の私立短期大学図書館協議会 全国研修会です。70名程度の規模ではありましたが、力の入るイベントです。


私は全国研修委員で運営サイドにおり、かつ、2日間の司会を務めました。私は単なる司会のようなものでしたが、ちょっとだけコーディネーター的なこともして、やっぱり疲れました。
事後のアンケートによると驚くほどに満足度が高く、全国から来られた大勢の方々に喜んでもらって、 満足感もある仕事でした。

(実際のところは、れいこのことで1年間ほとんど準備などに協力できませんでした。この盛会は、他の委員や先生方のご尽力、そして参加くださった皆さんによるものです)

この2日間は多くの方々との出会いが多く、しかもしっかりと気持ちの繋がった時間を過ごすことができました。参加してくださった皆さんには、本当に感謝しています。


しかしこの夏、振り返ると我ながら、図書館活動に明け暮れましすね!(笑)
私も過去1年間、れいこのことでずっと外出できない日が続いていましたので、こうして図書館活動に熱中できる日が戻って来た以上、頑張っていきたいと思います。
先日ブログも3ヶ月ぶりに再開しましたし、こうした図書館ネタを、もうちょっと詳しくアップ したいところです。


○体調&メンタル不良

・・・と頑張っていたところ、先日十二指腸潰瘍との診断を受けました。
私立短期大学図書館協議会の全国研修会の頃が一番ひどく、お腹を擦りながら司会をしたんですよ~。(涙)

全国研修会が終わって翌日、胃カメラ検査を受け直したところ、幸いそこまでひどくありませんでした。投薬しながら 養生すればいいことになり、一安心。ポリープも発見されましたが、これまた幸い良性で放置していいそうです。

気持ちの面でも、未だにしんどい日々が続きます。
ほんのささいなことが、れいこのことを思い出させ、辛い気持ちになります。れいこの友達に会ったり、畳んであるれいこのパジャマを見たり、そんなことが胸を締め付けます。

妻は、もっともっとしんどいようです。
先週末から、泣いてばかり。お兄ちゃんの運動会に行って、他の子どもたちに会ったのが辛かったようで、その日はずっと泣き続けでした。
今日久しぶりにカウンセリングに行くことになり、少し快方へ向かうといいのですけれど。

私も妻も、れいこの看病の疲れが出始めているのかな、と思います。フィジカルにも、メンタルにも。やはり体が資本ですから、大事にしませんとね。れいこのためにも、ね!


●最後に

久しぶりに図書館ネタを書こうと思ったのですが、結局れいこのことになってしまいました。

れいこの闘病中は、ブログの最後に、れいこへのエールを綴っていました。それももうできず、どうやって書き終えたらいいのか、判りません。

他の図書館の皆さんと会って、図書館の話をしたりしていると、束の間寂しいことも忘れられるのですが、一人になったときにその分まで寂しさや辛さを覚えます。
自分がどれほどれいこを愛していたのか、家族みんなが一緒に元気で暮らせることがどれほど大事なことなのか、今になって判ってきたこともあります。

皆さんがいつも応援してくださっていること、本当に感謝しています。

れいこへの、皆さんへの気持ちを、うまく整理して記すことができませんが、ご容赦ください。これからも気持ちに余裕があるときは、思うままに綴っていきたいと思います。

2012-09-09

あれから

【※はじめての方は、2011年6月28日のエントリーをご覧ください】

3ヶ月ぶりに、ブログを更新しています。
れいこを、そして井上家を応援してくださっている皆さん、いつもありがとうございます。

6月6日に、れいこが星になってから、今日ではや96日目です。
その間、何度もブログを書こうとしたのですが、どうしても文章がまとまりませんでした。書きかけては止め、書きかけては止め、の繰り返しでした。

今も、気持ちの整理は付かないままです。


ですが最近、多くの仲間たちと会うようになりました。
励ましの言葉を口にしてくれる人。何も言わずに、黙って応援してくれる人。れいこのために、花を贈ってくれる人。いろいろな方々の気持ちが、私たちにチカラをくれています。

そのチカラが、今の気持ちを少しだけ、このブログに書かせてくれました。



○あれから

前回のエントリーで、れいことのお別れの日のことを、綴りました。

700人もの方々に見送られ、れいこは星になりました。告別式の直後に降りだした涙雨が、近畿ではそのまま梅雨入りの雨となりました。
お別れに際し、とても多くの方々にメッセージやお花など、いろいろと贈って頂きました。皆さんのご厚情には、本当に感謝しています。


小さくなったれいこが家に帰って来てから、しばらくは無気力な日々を過ごしました。1ヶ月ほどは仕事にも戻れず、何の目的もなく、時間を浪費して過ごしました。
特に妻は、毎日泣いて泣いて。どうしようもなく、毎日を泣いて過ごしていました。カウンセリングや遺族ボランティアさんとの対話により、ようやく少し落ち着きつつあるところです。

この点では、お兄ちゃんのシューイチローが一番しっかりしていました。忌引き明けにはすぐに登校し、授業にも部活にも頑張っています。彼もいろいろと辛いはずですが、顔に出すことは、ほとんどありません。私たちが見習わないといけませんね。


そうそう、北海道旅行に一家で行きました。
れいこと生前、今年の夏に北海道に行こうと約束していたのです。残念ながら、れいこと行くことは叶いませんでしたが、ココロだけは一緒に北海道を満喫してきました。


私が右手に持っているのが、れいこの代わりに連れてきたリラックマです。愛称は、「にせれいこ」or「うそれいこ」。(笑)  旅行中、にせれいことは、ずっと一緒に行動しました。

北海道では、なかなか会えない大事な友人と会ったりして、少し気持ちに余裕を持たせることができました。


それと7月には、 れいこが誰よりも大好きだった、水木一郎さんのライブに行きました。れいこの遺影を車椅子に載せて、連れて行ってやりました。
水木さんの歌を堪能して、れいこは大満足だったはずです。天国で、小躍りしているれいこのことを想像して、私たちも喜ぶことができました。


ところで。
れいこは、無宗教方式で送ってやりましたので、四十九日も特に法要は行いませんでした。もうすぐ百箇日ですが、これも特に何もしないつもりです。
そうした法要こそ行いませんが、私たちの気持ちは、いつもれいこに寄り添っています。

お墓も、未定です。
今はまだ、れいこを離れた場所にいさせることは、考えられません。気持ちが落ち着くまでは、一緒に家にいさせてやろうと思っています。



○心の傷から、しこりへ

大勢の友人・知人が声をかけてくれたり、花を供えに来てくれたりするうちに、徐々にれいこのいない家にも、慣れてきました。

スパッと裂けた心の傷が、だんだんと鈍くて重いしこりのようになってきました。最初は泣き喚きたいような気持ちだったのですが、徐々に胸の奥深くにある痛みのようなものに変わってきたことを感じています。

いずれにせよ、この悲しみが癒えることは、ないでしょう。

悲しみは、ふとした瞬間に心の表面に出てきます。
洗濯ものの少なさに、気付いたとき。れいこの使っていたペンを持ったとき。れいこの友達と、道ですれ違ったとき。心のしこりが大きく重くなり、胸を締め付けます。


私たちはあの日以降、心から笑ったことはありません。
もう私たちは、心の底から笑うことはないのだろうな、と思います。れいこのことを嘆き悲しむことを、れいこも望んでいないことは判ってはいるのですが・・・。この気持ちは、どうしようもありません。



○私のこと

仕事に戻ってからも、今までのようには過ごせていません。
たぶん周りからは、普通に振る舞っているように見えると思いますが、頭の中がどうしても仕事に集中できません。職場では私がボス的な立場ですが、長期的なプランを考えたり、ややこしい事案を考えたりすることが、とても難しいです。
(かたや、レファレンスのように条件反射的な仕事は、割とスムーズに捌けます)

今は出勤こそしているものの、司令塔であるべき私が本来のように働けておらず、周りに航海図のない旅をさせている毎日です。


家族を失った人は、考えることや決めることが苦手になることがある、という話を聞きます。もしかしたら、そんな感じかもしれません。
ともあれ、出勤だけは続けられるようになりました。


れいこを失ったストレスからか、ここしばらく、10日以上に渡って腹痛が起きています。
数日前に病院に行った際には、触診やエコー検査で、強いストレスの影響を受けた十二指腸潰瘍ではないか、ということになりました。

ですが昨日、胃カメラの検査をしたところ、それほど大げさなものではありませんでした。投薬治療でどうにかなりそうで、一安心といったところです。
<でも、まだ痛い・・・。


れいこを失ってから3ヶ月あまり、そろそろ緊張の糸が切れ、疲れやダメージが出る頃なのかもしれません。自分にも不安がありますが、それよりも妻が一番不安です。

妻は、カウンセリングに定期的に受けに行っていて、一時的にはずいぶんと楽になるようです。ですがそれも長くは続かず、私から見ても気持ちの浮き沈みがとても激しいです。
家族で支え合って、この負担を和らげていきたいと思います。



○とりあえず

今日は思い付くまま、書きました。
とりあえず、今日はこれで終わりにします。

れいこへの思いや私たちの悲しみは、尽きることはありません。整理して書くことは難しいのですが、またときどきこの場で、気持ちを吐き出してみようと思います。


8月から、図書館業界での諸活動に、また出かけるようになりました。
元気な仲間たちに会うと、束の間だけでも悲しいことを忘れられます。肩を叩き迎えてくれた人や、黙って手を握ってくれる人。みんなの気持ちが、僅かでも私の悲しみを和らげます。
皆さん、本当にありがとう!

そうそう、近いうちに、図書館ネタもまた書くようにしますね。
いつまでも、休んではいられませんからね!



<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

天国で、元気に過ごしとるか?
今はもう、自由に話したり、歩いたりできるんかな?
もしかして、お空も飛んで、好きな場所に行ったりしよるんかな?

お父さんやお母さん、お兄ちゃんは、れいこがいなくて、辛くて堪らない。
悲しくて、寂しくて、心にポッカリと大きな穴が空いてしもたよ。

でも、もうれいこが辛い思いをしてないんやったら、お父さんも嬉しいな。


れいこ、もう一度だけでいいから、会いたいな。
会って、お前の笑顔を見たいよ。
ギュッと抱いて、その手を握ってやりたい。

お前に会いたいな、れいこ。