・・・と言っても、一回あたりの文字数をもう少し抑える、といった程度なのですけれどね。
私もそれなりに忙しいですし、このブログを書くのにも、そこそこエネルギーと時間を費やしています。今後、いろんなレポートを、もうちょっとコンパクトにお伝えしていきたいと考えています。
さて今日は、8月31日から2日間に渡って開催されましたCode4Lib JAPANカンファレンス2013について、書いてみます。Code4Lib JAPANについては、公式サイトをご覧ください。
私は今回参加することができず、その一部をUstream中継で見ただけです。その上での感想ということを、お含みおきください。詳しい内容は、ツイートのまとめからも伺えると思います。
○今日一番、伝えたいこと
- ライブラリアンは、Webを始めとするICT技術に対し、もっと目を向ける必要がある。
- ただしそれは、自分でソースを書く必要があるのではない。技術を持った人間と、利用者の情報ニーズを結び付けられれば十分。
- そのためには、Code4Lib JAPANは非常に貴重な団体。大勢のライブラリアンに、Code4Lib JAPANに注目して欲しい。
○ライブラリアンよ、もっとICTを!
ここ数年、ICT技術の飛躍的な進展によって、いろいろなことが可能になりました。
注目したいのは、APIなどのようにそれをオープンに活用し得る仕組みが広がり、技術そのものの進展以上に、サービスとして実装できる可能性が高まったということです。
そしてこれは、図書館も例外ではありません。
むしろ、情報サービスとして最先端を進むべき図書館こそが、こうした技術の活用に真っ先に取り組むべきなのでしょう。
そのためには、ライブラリアンがICT技術に目を向け、学んでいく必要があります。
ただしそれは、ライブラリアンがソースコードを書けなければいけない、自分がシステムを組めなければいけない、といった意味ではありません。
実際、私自身がソースを書いたりすることは全くできません(30年近く前に、BASICでプログラムを書いていた小学生時代が、私の全盛期)。
ライブラリアンは、技術を持った人間と、利用者の情報ニーズを結び付けられれば十分です。社会や自身の大学などにどんな情報ニーズがあり、どのようにそれに応えられるか、それを考えるのがライブラリアンです。
○建築家になろう!
もしかすると、ライブラリアンは、建築家のような仕事なのかもしれません。
新しい家を建てたい顧客と話し、どんな機能が必要なのか、どんな暮らしをしていきたいのかを聞き取ります。そしてそれを実現するためには、どんな家がいるのかを考えます。
このとき建築家は、自分で家を建てる必要はありません。専門の腕を持った大工さんとしっかりと話し、ニーズに応えられるように自分が設計した家を建ててもらえばいいのです。
もちろんそのためには、顧客と大工さんの双方と、しっかりと話をする必要もありますね。
この建築家の立場は、そのままライブラリアンに当てはまります。
ソースコードを書ける人は、たくさんいます。自分の館に出入りしている図書館システムのSEさんもそうですし、こうしたカンファレンスに集まる人の一部も、そうでしょう。
顧客のニーズを見極め、大工さんたちと一緒になって情報サービスを提供できるのが、ライブラリアンだと思います。
○ライブラリアンが目指すべきもの
顧客の情報ニーズが多様化している現代において、大工さんと打ち合わせができる最低限のスキルを持つことは、ライブラリアンの最低条件です。ゆえに私たちが目指す技術レベルも、おのずと見えてきます。
ライブラリアンは、自分で図書館システムをつくれなくて構いません。
でも、SEさんたちと向かい合って話をして、システムの仕様書を出せるスキルは必要になるのです。
そして、Code4Lib JAPANが目指そうとしているのは、まさにこうした立ち位置だと思います。
「私はコンピュータのことは、よく判らないから・・・」とは、もう言えません。
Code4Lib JAPANでも結構ですし、もし別の場があれば、どこででも構いません。ライブラリアンの皆さん、ICTに目を向け、少しずつでも頑張っていきましょう。
○感謝
今回はUstreamでの視聴参加となりましたが、貴重な場を提供くださった実行メンバーの皆さん、ありがとうございました。Ustreamで見ているだけでも、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
(途中、おむつ交換や寝かしつけで何度も途切れましたが・・・)
ご発表・ご登壇くださった皆さん、貴重なお話をありがとうございました。また、ご参加くださった皆さんも、お疲れさまでした。
余談ながら。
思うに、UstreamやTwitterなどといったサービスは、その場の内容や情報を伝えるツールとして、とても優れています。
ですがそれ以上にそれらのサービスは、リアルに会うこと、その場を共有することの意味を再認識させる効果をも、併せ持っています。その点においても、これらのサービスは、非常に大きな価値を持っているのだと思います。
ICTを高めようというCode4Lib JAPANのUstream中継を見て、そうした逆説的な効果に思い至るのは、何とも皮肉ですけれどね。(笑)
もしご興味があれば、Code4Lib JAPANのWebサイトを、ぜひご覧ください。Code4Lib JAPANの活動は、どなたにでも開かれていますので、機会があればぜひご参加ください。
私も個人サポーターの端くれですので、お聞きになりたいことがあれば、いつでもお声がけください。
また、私が支部長を務めるダイトケン兵庫支部にて、以前Code4Lib JAPANワークショップを開催しています。大盛況だったこのイベントについては、こちらをご覧ください。
私も個人サポーターの端くれですので、お聞きになりたいことがあれば、いつでもお声がけください。
また、私が支部長を務めるダイトケン兵庫支部にて、以前Code4Lib JAPANワークショップを開催しています。大盛況だったこのイベントについては、こちらをご覧ください。
●れいこと
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
8月2日にきょーこが生まれてから、明日ではや1ヶ月になります。
この1ヶ月間、ひたすらおむつを替え、あやし続ける毎日でした。
それなりに大変ではありますが、わが子が元気で親が振り回されるのは、ある意味で喜びです。
どうしても泣き止まないときは、多少ストレスは感じますが、れいこを育てた頃よりは忍耐力があるかな?おっさんになってからの子育ても、ひょっとしたら悪くないのかもしれません。(笑)
それでは、押忍!
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