(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)
○この二日間のれいこ
手術結果が出て以来、やはり親は肩を落としているのですが、れいこは新しい友達と毎日大はしゃぎです。
ラックの上には、拳真館のみんなの寄せ書き。
前の部屋にいたときには、小さな子供たちばかりでしたので、友達といった感じではありませんでした。
今回の相部屋は、中学2年生から小学2年生の4人で、他にも別室の同世代の子供たちが大勢います。違う部屋の子供たちを含めて、とても仲良くやっていて、非常に嬉しく思います。
今は、火曜からの治療直前で、特に大きな検査等もありません。
ゆっくりと体調を整えるのが最大の仕事で、れいこは羽を存分に伸ばしています。(笑)
○男前・シューイチロー
れいこには、2歳上のお兄ちゃん・シューイチローがいます。
17日の夜、そのシューイチローから、私たち両親へ相談がありました。いわく、
「自分のお小遣いで、れいこにDSゲームを買ってやりたい。でも、小遣いはスッカラカン。そこで、家でアルバイトをさせて欲しい。何でも手伝うので、お駄賃を欲しい」
・・・とのこと。
何と男前な、シューイチロー!
シューイチローを含めて家族で相談した結果、何か一つお手伝いすれば、20円を払うようにしました。
買ってやりたいゲームは、中古で2,000円くらいだそうです。100回アルバイトをすれば、買ってやれることになります。
シューイチローは、夜ごはんの茶碗を洗いながら、「何なりとお申し付けください!」と、張り切っていました。
このれいこの発症以来、シューイチローは彼なりに、気を遣ったり頑張ったりしています。お父さんからすると、シューイチロー株は、大幅に上昇中です。
いろいろと課題もあるけれど、シューイチローの成長を、本当に嬉しく思います。
○お見舞い
この二日間も、大勢の方がお見舞いに来てくださいました。
16日は、私の通っている大阪市立大学大学院の先輩方が、大勢でお越しくださいました。れいこへのお見舞いも含め、いろいろとお気遣い頂き、感謝しています!
この日は、宝塚在住の知人も、来てくれました。この方は、少し前のトサケンオフ会でご一緒した方です。
れいこへの見舞いの他、先進医療に関する情報をいろいろと調べてきてくださって、多くの資料をお持ちくださいました。
17日は、妻の職場関係の皆さんが、お越しくださいました。
妻にはいろいろと負荷をかけているのですが、お越しくださった3人さんといろいろお話できたおかげで、ずいぶんリフレッシュできたようです。
皆さん、本当にありがとうございました。
さらに、れいこの一番の親友が、わざわざ宝塚から来てくれました。
お父さんと二人で来てくれて、親子対抗(?)でトランプをしたりして、楽しい時間を過ごせました。
大学の後輩も、わざわざ東京から日帰りで来てくれました。
この後輩のいるサークルの旅行に、何度かれいこを連れて行ったことがあり、れいこのことを随分と気にかけてくれた様子でした。
この後輩からは、大好きなリラックマシールをもらって、ご機嫌なれいこでした。
そして夕方には、やはり大学院の同級生が来てくれました。
この1年あまり、一緒に苦しんだり助け合ったりしてきた仲間ですので、れいこを見舞ってくれたことは、とても嬉しかったです。
これまた、気遣ったくれた同級生たちからの見舞いも預かってきてくれました。みんな、ありがとう!
○先進医療について
16日にお越しくださった知人から、粒子線治療など、先進医療に関する情報を頂きました。
先進医療というのは、厚生省の定めるもので、一定の成果が期待されている新しい技術です。
悪性腫瘍に対する先進医療の一つに、陽子線治療が挙げられます。
地元には、兵庫県立粒子線医療センターがあり、日本でも実施が限られている陽子線や粒子線による治療を行える施設になっています。
頂いた情報をもとに、この日は半日ほどかけて、先進医療について調べてみました。
その上で主治医の先生と相談しましたが、結果としては、治療プランに変更はありませんでした。
以下、先生との議論のポイントです。
- 陽子線などはがん細胞に対して強力な殺傷力を持つが、最終的には放射線の総量が問題であること。陽子線であっても、通常の放射線であっても、70グレイという総量は、変わらないこと。
- れいこのケースでは、腫瘍が場所を明確に区切れるわけではないので、周辺エリアにも放射線を当てられるIMRTが適当であること。
- IMRTであれば、提携病院ですぐに治療を開始できるが、陽子線などであれば他機関への照会からになるので、治療までに1週間以上は必要であると思われること。
- これらを総合的に判断すると、むしろIMRTが適した技術であること。
本質的な話ではないが、先進医療は保険対象外であり、金銭的負担が非常に大きいこと(陽子線治療は、300万円は必要になる)。
○ダイエット?
最近何人かの方々から、私に対し、「痩せた?」と心配頂くことがありました。
確かに、この二ヶ月弱で、体重が4キロくらい落ちています。しかしこれは、ご心配なく。
今年の健康診断で、血糖値が高いと言われ(同世代100人中97位!)、間食を止めたら2キロほど体重が減りました。
そして、れいこの発症以来、この3週間ほど、飲み会に行けなくなっただけで、さらに2キロほど減りました。
結局4キロほど減ってはいるのですが、食事と睡眠は気を付けていて、健康的に減っただけですので、どうぞご心配なく。
ちなみに。
れいこの病室は、7階です。お見舞いの方をお送りした後などは、いつも階段を駆け上がるようにしています。
病院という建物の構造上か、1フロアごとの段数が、かなり多いです。7階まで、150段以上ありますので、駆け上がるのはかなりいい運動です。
ひょっとしてこれも、ダイエットの一因でしょうか?(笑)
○明日からのスケジュール
明日からは、提携病院の都島放射線科クリニックへの通院が始ります。
移動時間を含め、毎日1~2時間ほど、病院を空けることになります。お見舞いにお越しくださる方、事前にこのブログやTwitterの@fight_Reikoにて、不在時間をご確認ください。
ちなみに初日の19日(火)は、15:30~17:30頃、不在にする予定です。
<●最後に、れいこへ。>
れいこへ。
この土日で、病院でいっぱい友達ができたね。
毎日朝から、友達とたくさん遊びよるけん、お父さんも嬉しく思うよ。
今までは毎晩、れいちゃんが寝た後に帰るとき、ひとりぼっちにさせてしまう気がしよったけどね。今は仲間がおるけん、安心して帰れるようになったで。
こんな大きい病院で入院しとるんやけん、友達もみんな、それぞれ大変なんやろね。友達みんな、病気と闘う仲間やぞ。
れいこも、みんなと一緒に、病気と闘おう。
お父さんたちも一緒に闘うけん、病気に勝とうな、れいこ。
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