2011-07-10

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第13日目: 7月10日(日)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、13日目です。
(初めての方は、まずこの6月28日のエントリーをご覧ください)

○今日も検査なし

昨日同様、明日(11日)の手術に向けて、休養日のような形になっています。日曜は外来もありませんし、医師や看護師さんも少なく、入院患者の治療や検査も控えめなのでしょうね。

あえて言えば、明日の手術に備えて、今日は看護師さんがれいこを風呂に連れて行きました。
前回の手術が開頭手術でしたので、それ以来あまりしっかりと頭を洗えていません。今日のうちに、しっかりと洗っておくとのことで、僕らではなく看護師さんがゴシゴシやるようです。


今は腕に、点滴の注射口(?)のようなのを挿しっ放しですので、それもグルグルと防水加工されていました。



○家族でお見舞い

今日は日曜でしたので、お兄ちゃんのシューイチローを含め、一家揃ってれいこの見舞いに来ています。

今の小児病棟は、感染症対策ということで、16歳以下は見舞いに入れません。それは、兄弟と言えども同じです。
シューイチローも病室には入れないため、家族揃って入院患者用の休憩室で、一日の多くを過ごしました。

お年頃の娘が、大胆な格好でゲーム

前の宝塚市立病院の退院祝いに買わされたDSゲームを、通信機能を使って対戦しているようです。兄妹揃ったのに、いきなりゲーム・・・。


お昼は、病室での飲食ができないため、私とシューイチローで、近所のラーメン屋へ。
関西で生まれ育っているのに「天下一品」に入ったことがないというシューイチローに、天一ラーメンを食べさせてやりました。

久しぶりに、この濃いラーメン見た・・・


午後からは、家族でUNOやトランプゲームをするなど、多少肩の力を抜いた一日を過ごすことができました。



○今日のお見舞い

今日は、わざわざ東京から、大学時代のサークル「ゆうりすあわぶく」の後輩たちが見舞いに来てくれました。
私が卒業してから入学した後輩たちで、直接同時期に在籍したことはないのですが、いろいろと付き合いがあって、強い絆を感じています。

今日二人で来てくれたのですが、他の大勢の後輩たちと声をかけ合ってくれていたようで、れいこへのプレゼントやお守り、私たちへの見舞いなど、細やかな気遣いをしてくれました。

お見舞いの品。「どうぶつしょうぎ」から、お守りまで。

今日はちょっと、うるっとしかけましたが、先輩が後輩に泣かされるワケにはいきませんからね。しっかりと、笑って礼を言うことができました。

「ゆうりすあわぶく」のみんな、本当に、本当にありがとう~!


後輩たちと話をしている間に、大阪の某図書館のHさんが、見舞いに来てくださっていた様子。休憩室で話をしていましたので、せっかくお越しくださったのに、お目にかかれず終い。申し訳ないことをしました。

皆さん、もしお越しくださることがあって、私が不在にしていましたら、遠慮なくお電話かメールをくださいね~。

病院は面会の規制もありますので、別室に移動している可能性が大です。
<院内なので、電話にもメールにも対応できない可能性は大ですが、まずはお知らせください!



○明日の手術

いよいよ、明日から本番が始まります。
まずは、生検(せいけん)や病理診断などと呼ばれる手術を行います。

これは、今後の治療方針・方法などを決定するために、まず腫瘍の組織を摘出する手術です(7月8日のエントリーの「手術について」も参照ください)。

リスクは、確率的には6~7%程度と想定されるそうです。頭開手術だけに、決して安全なものとも言いきれません。
れいこにも、検査と言っても頭の手術だけに、強い気持ちがないといけない、と伝えてあります。


今日の時点では、コンディションもまずまず、睡眠・食事もしっかりと取れています。後は、明日の手術を待つばかり、といったところです。

夕食も、しっかり完食(苦手のエビフライを除く)。


明日の手術に備えるかのように、今晩は19時過ぎに眠ってしまいました。
れいこにとって、明日は楽な闘いではないと思いますが、空手で鍛えた気合で、乗り切って欲しいと思います。


検査の結果は、早ければ明日おおよその状況が判り、今週末にはほぼ結果が出るようです。ここで良性の腫瘍と判定されれば、今後一定の期待を持つことができます。

しかし、悪い結果が出る恐れもあります。
MRIの見立てでは、むしろこちらの結果が多分に予期されるところではあります。


今はただただ、良い結果が出ることを、願うだけです。




<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

いよいよ明日は、手術やね。
何度も言うけど、頭の病気やけん、本当に怖いし、危ないんやで。れいこが、「絶対に、病気に勝つ!」という強い気持ちを持ってないと、いかんのぞ。


ここで、どんな結果になるのかは、お父さんにも判らんのよ。
ほやけど、どんな結果になったとしても、長い病気との闘いが始まるんよ。ここからは、れいこの気持ちが、一番大切になるんやで。


入院する日の朝、玄関の前で約束したわいね。
「絶対に病気に勝って、元気で家に帰ろう」って。

それにはまず明日、最初の手術で頑張らんとね。


れいこには、本当のことを全部伝えていないけど、少し気付いとるんじゃないかな。
正直に言うと、お父さんは、明日の結果を聞くのが怖い。
本当は、怖くて、たまらない。


でも、れいこ。
家族みんなで、約束したわいね。「明るく強く、病気と闘おう」って。


きっと、大丈夫。れいこなら。

お父さん、お母さん、お兄ちゃん。
学校や空手、病院の先生方。クラスメートや、空手の仲間たち。れいこが会ったこともない、大勢の人たち。


みんなが、れいこを応援しとるんよ。
・・・ほやけん、きっと、大丈夫。


明日は頑張れ、れいこ!

 

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