病気と明るく強く闘う、れいこ（第8日目: 7月5日）

6月28日に始まったれいこの闘病記、8日目です。

○退院について　【重要！】

退院の予定が、変更になりました。明日6日（水）に退院します。

昨日のエントリーで、7日（木）の予定と書きましたが、変更されました。よく足を運んでくださる皆さん、くれぐれもご注意ください！
＜特に、拳真館各位。

○今日のれいこ＆お見舞い

今日はれいこと、ほとんど一緒にいませんでしたので、様子が判りません。（笑）
隣のベッドに入院していて仲良くなった子が、今日退院してしまい、ちょっと寂しかったようです。

私の方はと言えば、朝から、転院先の候補である病院に行ってきました。午後はそのまま、職場へ出かけ、仕事の引き継ぎです。


私が不在にしている今日も、大勢の方が、れいこの見舞いに来てくださったそうです。
毎日欠かさずお越しくださる、拳真館の坂本館長。
日曜の全四国の空手大会（しかも上級の部）で優勝したかつじと、@katsujipapaさん。
れいこの小学校で、私たち親子が大好きな、担任のT先生。

そしてこの日一番のサプライズは、@argさんが、お見舞いに来てくださったことです！

@argさんが帰られた後、職場から妻に電話すると、「オカモトさんって方が、いらしたよ。神奈川の人みたいだったけど・・・？」。
神奈川のオカモトって、もしかして、あのオカモトさん？？

仕事の後で病院に行くと、案の定よく知った名刺が。しかも、れいこのために、お見舞いの本が2冊。


れいこはすっかり気に入ってしまって、明朝一番に、頂いた本のワンちゃんの絵を描くそうです（枕元に置いて寝ました）。


もう明日で退院しますので、お見舞いを頂くのも、今回は最後になりそうですね。
今回の入院中、れいこは9日間で92名もの方々に、お見舞いを頂きました。お越しくださった皆さん、本当にありがとうございました。れいこは本当に、果報者です。

○転院候補の病院にて

れいこはこれから、病院を変えて治療を行う必要があります。
今お世話になっている宝塚市立病院では、今後の化学療法・放射線療法を行うことができないためです。

れいこの命がかかっていますから、軽々しく転院はできません。ここしばらく、以下の点に絞って、病院を調べていました。

• 脳外科の専門医がいて、化学療法・放射線療法を行うことができる病院。
  
• 児童の治療に、実績がある病院。
  少なくとも小児科を持っていて、小児科と脳外科等関連部門との連携がスムーズと思える病院。

そしてこの日、最有力候補の一つとして訪問したのが、大阪市立総合医療センターです。


妻がお世話になっている、小児科のF先生から、この病院や旧知の先生方をご紹介頂きました。
大阪市立総合医療センターは、児童関連医療が充実しており、紹介された「小児血液腫瘍科」など、小児・児童を専門とする科が16もあります。

ご紹介頂いた先生のうち、H先生はこの分野の権威です。今日は、MRI検査結果をもとに、長い時間相談に乗ってくださいました。乱暴にまとめると、

• れいこの場合、脳幹から出た腫瘍でない可能性がある。通常、橋（きょう）という部分に来るが、れいこの場合はそれにしては端にしか出ていない。脳幹の腫瘍だと、余命どれだけ、という話だが、必ずしもそうとは限らない。
  
• 脳幹の腫瘍でなければ、化学療法・放射線療法が、効果を発揮する可能性もある。
  
• 児童の脳腫瘍の場合、小児担当の医師・部局と、脳外科関連の医師・部局がきちんと連携することが不可欠。ここなら、それができる。
  
• いずれにせよ、一度腫瘍の組織を採ってみないと、判らない。そのための手術にも、まずは1週間程度の入院が必要。
  
• 化学療法・放射線療法で効果がない場合、先端医療である陽子線治療などを試すことになるだろう。これは、静岡かつくばに行くしかない。
  
• 脳腫瘍との闘いは、どう切除するか、ではない。手術後にどういう暮らしをするか、余命があるならどう過ごすか、そうしたもの全体で考えるべきだ。
  
• 1日を争う状況ではないが、早く判断するべき。数日中に、決断する方がよい。

いずれも説得力があるお言葉で、非常に信頼できる先生だと感じました。
しかし話が話ですので、他の候補先のお話も聞いた上で、結論を出したいと思います。

○情報提供のお願い

れいこの転院先として考えているのは、以下の病院です。

1. 大阪市立総合医療センター
   
2. 大阪府立母子保健総合医療センター
   
3. 兵庫県立こども病院

今日は、1.の病院に行ってきました。今週中に、残りの2院にも、行って来る予定です。


ここで、皆さんにお願いです。
上記の3病院について、どのようなことでも結構ですので、情報を寄せて頂けないでしょうか。
診療を受けた印象、お子さんを診てもらったときの対応、あるいはここで聞けば上記の病院について知ることができる、等々。どんなことでも、結構です。


情報提供は、以下のアドレスまでお願いします。
karatekalibrarian●gmail.com
（●を、「@」に置き換えてください）


れいこの命に関わることです。
セカンドオピニオンのような形で、他の方の意見を聞く用意は進めていますが、ぜひ情報をお寄せください！よろしくお願いいたします。

＜●最後に、れいこへ。＞

れいこへ。

いよいよ、明日は退院やね。
一人で眠るのも、今日まででええんよ。明日からは、お父さんやお母さんが、また一緒に寝てあげるけんね。


またいつでも、お父ちゃんのお膝に乗ってもええんよ。次に入院するまで、お父さんも、れいこと一緒に過ごしたいけんな。

退院したら買うと約束したJボード、2度目の退院をしたときにしような。悪いところを、すっかり治してから、一緒にJボードで遊ぼう。

ほやけん、絶対に病気なんかに負けるなや、れいこ！