2011-07-31

求ム!「れいこ お助け隊」!

今日2件目のエントリーです。
1件目【第32~33日目: 7月29~30日(金~土)】の闘病記については、こちらをご覧ください。


(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


過去のエントリーやTwitterでお願いをしてきました「れいこ お助け隊」について、お問い合わせを多く頂きましたので、独立したエントリーにしてみました。
すでにご覧になっている方は、ご放念ください。


○求ム!「れいこ お助け隊」

厚かましくも、先日から「れいこ お助け隊」を募集しています。

「明日の夕方、車を出してもらえると助かるな・・・」
「来週、どこかで○○を買って来てもらいたいな・・・」
「こんなモノ、余っていたら、もらえません?」

・・・などなど。



大勢の皆さんから、「何かあったら言ってね」、「車も出すよ」と言っては頂いているのですが、どなたかにご指名でお願いするのも、やっぱり気が引けます。(笑)

そこで、「れいこ お助け隊」に立候補頂き、何かあったら遠慮なく相談してみよう、と考えました。


「れいこ お助け隊」にお申込み頂いても、もちろん何の義務も発生しません。たまたまご都合がいいときに、やれることがあれば助けてください、という程度のものです。

「申込みしたけど、結果的に一度も都合が合わなかった」でも、全く問題ありません。
お願いごとは、ブログやTwitterでも流す可能性も大ですので、無理にお申し出頂く必要もありません。

「車を出して」などといった地元の方へのお願いが多いとは思いますが、(ご迷惑でさえなければ)遠方の方のお申し出も、ぜひお願いしたいと思います。



○お申し出から、実際のお願いまで


以下のカタチで、お申し出をお受けし、お願いをお送りすることになります。

  • 「れいこ お助け隊」に立候補くださる方は、メールにてkaratekalibrarian@gmail.com宛に、その旨をお知らせください。

  • メールを頂いて48時間以内に、karatekalibrarian@gmail.comから確認のメールを返信します。確認メールが届かない際は、ご相談ください。

  • お願いしたいことができた場合、【頂いたメールアドレス宛て】にkaratekalibrarian@gmail.comから、一斉送信でメールを送ります。
    (他の登録メンバーのメールアドレスが判らないように、BCCで送ります)

  • 対応可能な場合のみ、メールで返信してください。


大変恐縮ですが、何か助けて頂いても、当面お礼などは用意できないと思います。
本当に、完全ボランティアになってしまいますが、「タイミングが合えば、れいこのために、ひと肌脱いじゃるけん」とおっしゃる方、よろしければお申し出ください。

我ながら、大変厚かましいアイディアですが、どうぞよろしくお願いいたします。




【ご注意】
お申し出くださる場合、こちらからメールをお送りしてよいアドレスから、ご連絡ください。また、そのアドレスは、karatekalibrarian@gmail.comからのメールを受けられるように設定しておいてください。

特に携帯電話などは、ケータイからのメールでないと受信できない設定になっていたり、アドレス帳にないメールは受信できない設定になっていたりします。
あらかじめ、設定をご確認くださいますよう、お願いします。



無理をして頂く必要は、全くありません。
ご迷惑がかからない範囲で結構ですので、よろしくお願いします。

 

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第32~33日目: 7月29~30日(金~土)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、32~33日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○3泊4日で自宅に

経過が良好であったので、この週末も、外泊を認めてもらいました。
しかも今回は、3泊4日です!



金曜夕方の治療後、月曜午後まで外泊してよい、とのことになりました。れいこはもちろん、井上家みんなで、大喜びです!


金曜は、「れいこ お助け隊」のMさんがお申し出くださって、大阪市立総合医療センターから宝塚自宅までお送りくださいました。
<Mさん、本当にありがとうございました~。


帰宅すると、お兄ちゃん・シューイチローが、お手製サンドイッチを作って待っていてくれました!れいこは、シューイチロー特製サンドが、大好き!

山ほど作ってくれた、特製サンドイッチ。
お薦めは、チョコレートも入った、フルーツサンド。


大きな口で、ガブリ。


シューイチローも、自分でガブリ。



翌30日(土)は、朝からクラスの友達が遊びに来てくれました。
お昼をはさんで午後からも、別のクラスメートが来てくれて、終日友達と過ごしました。
本当に嬉しかったのでしょう、友達と遊ぶれいこは、とても楽しそうでした。


夕方は、最寄りの宝塚市立西図書館に行きました。
この図書館は、絵本の福袋やぬいぐるみのお泊りなどユニークな企画で、このところ図書館界で注目を集めています。


ここの図書館員の皆さんは、とても親切にしてくださいます。れいこも、私たち一家も、この図書館が大好きです。


図書館の帰りに、近所のゲーム屋へ。
先日、お爺ちゃんお婆ちゃんがくれたお小遣いで、ゲームを買いました。「マリオパーティーを買う!」と意気込んで行ったのに、選んだのは何故か「人生ゲーム」。
何でこうなるのかは、僕にも判りません。


夕食は、これまた「れいこ お助け隊」のYさんが、送ってくださった鰻を頂きました。


れいこは、鰻が大好きなので、美味しく頂きました。ありがとう、Yさん!


シューイチローに破壊されたテレビも、この日から復活しました。
修理は6万円かかると言われ、43,000円で新しいテレビを買いました・・・。(涙)
家族が揃ってテレビを見て、夕食を取り、お風呂に入り、一緒に眠る。
これに勝る幸せは、ありません。

束の間、今のれいこの状況を忘れて、楽しい時間を過ごしました。


早くこんな毎日に戻れるよう、切に願います。



○もしかすると・・・治療の効果?

少し、明るい話をしましょう。
れいこに、放射線治療の効果が出ているのではないかと思われます。

ふつう、放射線治療の効果が出るのは、もう少し後の時期になるようです。
ですが、妻から言われてみると、確かに症状がよくなっているようにも思えます。


まず、左足がしっかりしているように思います。
少し前までは、一人で歩くことはおろか、だまって立っていることにも不安がありました。それが、軽く手を添えるだけで、それなりにしっかりと歩いています。


でも、ウロウロして疲れて爆睡。


ご飯を食べるときに、あまり口から零さなくなりました。
一時期は、かなり口からポロポロとご飯を零していたのですが、確かに今は減っています。

主治医の先生からは、話し方がしっかりしてきた、と言われます。
脳腫瘍には傾眠傾向などがあり、よくボーっとしてしまうことが多いらしいのですが、そうした感じがなくなった、とのことです。
<正直、私はここはあまり感じないのですが・・・。


ただし、楽観は禁物なのです。
がん患者は、程度の差こそあれ、放射線治療で一度は回復傾向を見せます。
ですが多くはその後、再発などを含めた症状の悪化に見舞われるようです。書きたくはありませんが、命を落とす方も多くは、このパターンを辿ります。

・・・とは言え、今の時点で回復すること自体は、悪い傾向ではありません。
このまま、順調に回復して欲しいと思います。



○【再掲】求ム!「れいこ お助け隊」

厚かましくも、この度「れいこ お助け隊」を募集することにしました。

「明日の夕方、車を出してもらえると助かるな・・・」
「来週、どこかで○○を買って来てもらいたいな・・・」
「こんなモノ、余っていたら、もらえません?」

・・・などなど。

れいこの身の回りのことで、ちょっと助けて欲しいときに、遠慮なく誰かに頼ってしまおう、という魂胆です。(笑)


大勢の皆さんから、「何かあったら言ってね」、「車も出すよ」と言っては頂いているのですが、どなたかにご指名でお願いするのも、やっぱり気が引けます。(笑)

そこで、「れいこ お助け隊」に立候補しておいて頂き、助けて欲しいときに、遠慮なくお助け隊にお願いしようかと思います。

「れいこ お助け隊」にお申込み頂いても、もちろん何の義務も発生しません。たまたまご都合がいいときに、やれることがあれば助けてください、という程度のものです。

「申込みしたけど、結果的に一度も都合が合わなかった」でも、全く問題ありません。
お願いごとは、ブログやTwitterでも流す可能性も大ですので、無理にお申し出頂く必要すらありません。


運用は、こんなルールで。

  • 「れいこ お助け隊」に立候補くださる方は、メールにてkaratekalibrarian@gmail.com宛に、その旨をお知らせください。

  • メールを頂いて2日以内に、karatekalibrarian@gmail.comから確認のメールを返信します。確認メールが届かない際は、ご相談ください。

  • お願いしたいことができた場合、【頂いたメールアドレス宛て】にkaratekalibrarian@gmail.comから、一斉送信でメールを送ります。
    (他の登録メンバーのメールアドレスが判らないように、BCCで送ります)

  • 対応可能な場合のみ、メールで返信してください。


大変恐縮ですが、何か助けて頂いても、当面お礼などは用意できません。
本当に、完全ボランティアになってしまいますが、「タイミングが合えば、れいこのために、ひと肌脱いじゃるけん」とおっしゃる方、よろしければお申し出ください。

我ながら、大変厚かましいアイディアですが、どうぞよろしくお願いいたします。


【お願い】
お申し出くださる場合、こちらからメールをお送りしてよいアドレスから、ご連絡ください。また、そのアドレスは、karatekalibrarian@gmail.comからのメールを受けられるように設定しておいてください。

特に携帯電話などは、ケータイからのメールでないと受信できない設定になっていたり、アドレス帳にないメールは受信できない設定になっていたりします。
あらかじめ、設定をご確認くださいますよう、お願いします。




○お助け募集

上記の「れいこ お助け隊」にもお願いしていますが、下記のとおり、車を出してくださる方がいらっしゃれば、助かります。
  • 【日時】 8月1日(月)12:30~13:30頃出発希望
  • 【ルート】 宝塚自宅 → 大阪市立総合医療センター
  • 【乗車希望】 れいこ+片親+車椅子1台
    (キャパに余裕があれば、両親とも乗車希望)

車椅子は畳めるタイプですが、それなりに大きいです。軽自動車では、しんどそうな感じです。

無理をして頂く必要は、全くありません。ご迷惑がかからない範囲で結構ですので、よろしくお願いします。



<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

この週末は、外泊許可が出て、良かったな!
大好きなわが家に帰って、家族みんなで過ごせるんは、最高やな。



お父さんも、れいこに注いでもらったビールを飲むと、本当に美味しい。
今まで当たり前やと思いよったことが、いかに幸せなことなんか、れいこが家に帰っている日にこそ、実感する。


今回は3泊もあるし、大勢の友達も遊びに来てくれたね。
本当にいい週末を過ごせて、お父さんやお母さんも嬉しいんよ。

早く病気なんかやっつけて、毎日こうやって過ごそう、れいこ。

 

2011-07-28

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第30~31日目: 7月27~28日(水~木)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、30~31日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○一ヶ月前の、あの日

早いものです。
れいこの発症から、ちょうど一ヶ月が経ちました。

初めて頭痛を訴えたのが、6月23日(木)のことでした。内科で頂いた薬が効かず、近所の脳外科を訪れたのが、27日(月)でした。

そして翌6月28日(火)、検査に訪れた宝塚市立病院にて脳腫瘍と水頭症の発症と、余命1年程度との診断を下されました。


気が動転する中、慌ただしく即日の入院・手術となりました。
れいこが手術を受けている間、私たち一家は、病室で涙ながらに約束しました。

れいこは、絶対に助かること。
そのためには、私たちが涙したり、絶望したりしてはいけないこと。
れいこと一緒に、「明るく強く」闘って、絶対に病気に勝つこと。

Twitterのアイコンにもしている、初日手術直後の写真

そのために、ブログやTwitterで、れいこの闘う姿を伝えていくことにしました。
必ず病気に勝って、れいこと笑顔で振り返るために。


れいこにとっても、私たち一家にとっても、この日はずっと忘れられない日になるでしょう。



○ひと月経って、思うこと

あれから、一ヶ月が過ぎました。

れいこは2度の頭の手術に耐え、一ヶ月の入院生活を送っています。麻痺は進み、一人にはしておけない状況になりました。
病魔はジワリジワリと忍び寄ってきますが、れいこはそれに打ち勝つため、放射線治療を受け始めました。
れいこは、自分の命の危機とまでは知りませんが、まさに「明るく強く」闘っています。



家族の生活にも、変化が生じています。
妻は看病に専念するために、休職しました。私は、一ヶ月ずっと休んでいましたが、ようやく今週から、午前中だけ勤務を再開したところです。


家族の不安やストレスは、相当のものです。
れいこを失うかもしれないという不安に襲われながら、朝から夜までの付き添いが、毎日続きます。

看病は仕事と違い、オフが全くありません。
起きた瞬間にれいこのことを思い出し、れいこ中心の一日が始まります。楽しみである飲み会にも、道場にも行けません。もちろん、日曜であろうと、解放されることはありません。


正直、疲れがないと言えば、嘘になります。
妻や息子は、私以上でしょう。

れいこの場合も、病気に勝つまでは、長期戦が予想されます。
れいこ自身もそうですが、家族が共倒れにならないようにしなければいけないと思います。


それにしても、改めて思うのは、ごく平凡な日常のありがたさです。

毎朝目を覚ましたら、家族がそこにいること。
家族みんなが元気で、嫌々ながらでも、仕事に行けること。
ときには、親子喧嘩をすること。
家族が揃って、一緒にご飯を食べること。

・・・こういったことが、どれほど幸せなことでしょうか。
わが家にも、こうした日常が戻ってくることを、信じています。



○気持ちの弱さと強さと

メンタルの部分で、浮き沈みもあります。
ふとしたことで、感情が高ぶったり、気持ちが沈んだり。


恥ずかしながら、昨日は道端で涙を流してしまいました。
れいこの車椅子を押しながら、iPhoneで音楽を流していたのですが、そこでかかった曲が「いきものがかり」の「ありがとう」でした。

恋愛的な感情だけとも言いにくいこの曲、親子の情に通じるものがあります。

“誰かのために生きること 誰かの愛を受け入れること
そうやって いまを ちょっとずつ 重ねて
喜びも 悲しみも 分かち合えるように

思いあうことに幸せを あなたと見つけていけたら
ありふれたことさえ 輝きをいだくよ ほら その声に 寄り添っていく

“あいしてる”って伝えたくて あなたに伝えたくて
かけがえのない手を あなたとのこれからを わたしは 信じているから”


この歌は、れいこが大好きな曲で、車椅子の上で元気に歌っていました。
前向きで、でもどこか切ない歌詞。れいこの明るさや自分の今の心境と相まって、道端なのについポロリ。

すれ違ったおばさんが、怪訝そうな顔でこちらを見ていました。
そうですよね、車椅子で調子外れに歌う女の子と、それを押しながらポロリポロリとしているおっちゃんと。(笑)



以前の私なら、こうしたことを、決して書けなかったと思います。
こう見えても意外に骨っぽいところがあるつもりで、「男が人前で、涙なんか見せるもんじゃない」なんて、ずっと思ってきました。

でも、今回のことであちこちでポロリポロリしているうちに、自分の弱いところを見せてもいいような気もしました。


もしかすると、自分の弱さを見せられる強さを、持つことができたのかもしれません。

そうだとしたら、れいこに強さをもらった、ということになるのでしょうか。
自分のもらったこの強さを、これからもっともっと、れいこに返していきたいと思います。



○今日のれいこ

今朝れいこは、大阪市立総合医療センターで実施しているビーズ・オブ・カレッジ・プログラムに参加しました。

主催しているタイラー基金によると、

”小児がんと闘う子どもたちは、つらい治療をひとつ終えるたび、勇気を持って頑張った証にカラフルなビーズをもらいます。それぞれのビーズは、ひとりひとりの力強い物語であり希望の象徴なのです。”

・・・とのことです。


れいこも、今までに乗り越えてきたハードルに相当するビーズをもらいました。
入院、手術、放射線治療、などなど・・・。



左手が使えない中、一生懸命紐を通して、作り上げました。
れいこは、これからも治療を頑張って、「力強い物語であり希望の象徴」でもあるビーズリングを作り上げていくことでしょう。



○大事な仲間たち

今日もまた、周りの人たちに支えられていることを、実感しました。

この数日、仕事に行き始めましたが、それでも昼には失礼しています。
今まで一ヶ月も休んで、職場には迷惑をかけ続けているのですが、今も毎日同僚たちは、気持ちよく私を帰らせてくれます。
いろいろと気遣いも頂き、同僚たちには本当に感謝しています。


他部署ながら図書館まで来てくれて、れいこのために涙を流してくれた仲間もいました。

また、ある方は、大勢のメンバーでれいこへの見舞いを用意してくれただけでなく、いつでも渡せるようにと持ち歩いてくださっていました。
(病院帰りの夜道で偶然お会いしたのに、パッと取りだして渡してくださいました!)


本当に私は、仲間に恵まれています。
仲間たちのためにも、絶対にれいこには、元気になってもらいます!(笑)



○週末の外泊

今週末も、外泊をする可能性が出てきました。
金曜も体調がよければですが、金曜夕方の治療後、月曜の治療まで外泊することができそうです。何と、3泊です!

先週末、わが家に1夜だけ戻ったれいこは、とても喜んでいました。
3泊もできるなんて、夢のようです!
まだ確定ではありませんが、そういう方向ですので、お見舞いの方、ご注意ください。

私の恩師のお見舞い「星の王子さま」(仕掛け絵本)を読むれいこ



ところで、また厚かましいお願いです。
月曜の昼、宝塚の自宅から大阪市立総合医療センターまで、送ってくださる方がいらしたら、ご一報願えませんでしょうか?

れいこ+片親+車椅子1台、乗車希望です。キャパに余裕があれば、両親を載せてもらえると、なお嬉しいです。
こちらの希望としては、12:30~13:00頃に宝塚を出発したいと思っています。


勝手ながら、れいこの体調によって、変更が生じる場合がありますので、ご了承ください。
当面お礼もできないと思いますが、れいこが元気になることで、恩返ししたいと思います。

「れいこ お助け隊」の皆さま:
上記のお願いは、皆さんにメールをお送りしたのと同一のものです。病院から自宅へ戻る方は、お申し出を頂きましたので、ご放念ください。ありがとうございました。




<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

今日で、ちょうど前の入院から、一ヶ月経ったね。
2回も頭を切る手術をしたし、友だちがお見舞いに来られない遠くの病院にも移ってきたね。本当に、よく頑張っとると思うよ。



でも、病気との闘いは、これからやで。
放射線治療も、まだやっと3分の1が終わっただけやけんな。じっくりと時間をかけて、しっかり治さんといかん。


まだお前には言うてないけれど、れいこは、とても大変な病気に罹っとるんよ。客観的に見ても、かなり危ない病気なんよ。


ほやけど、れいこなら、きっと大丈夫。
体も強いし、何より空手で鍛えたココロの強さがあるけん。
もう1ヶ月も、頑張って治療を続けたしな。これからも、頑張れるやろ?

元気になったら、Jボードを買って、一緒に乗るんよな?
沖縄にも、行く約束やったね?


早く病気なんか、やっつけよう。
みんなが、本当に大勢のみんなが、お前を応援しとる。

早く元気になって、学校や道場に戻ろう。
そして、お父さんやお母さん、お兄ちゃんと毎日一緒に過ごそう、れいこ。

 

2011-07-26

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第29日目: 7月26日(火)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、29日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○今日のれいこ

れいこは、今日も元気に過ごしました。




昼は、ボランティアさんたちによる工作教室(?)に参加しました。
みんなで昨夜見た、天神祭の花火を再現したとのことです。




同室の友達とは、紙粘土工作に熱中しました。


左手が不自由なれいこですが、友達は自然に受け止めているようです。片手では難しいところは、ごく自然に「れいこちゃん、やってあげる!」とサポートしてくれていました。
子供は、お互いに病状の説明をしたりしませんが、自然にお互いを受け入れるものですね。


おやつは、アイスクリームでした。美味しく頂きました。

お父さんに、「アーン」をしてくれる、れいこ。



今日も、楽しい一日を過ごすことができました。

本当に、座っているだけであれば、病人には見えません。一緒にいて救われる面でもあり、それだけに辛い面でもありますね。



○放射線治療

今日も予定どおり、放射線治療を行いました。

25回実施するうち、今日で6回終了です。脳腫瘍には、なかなか抗がん剤なども効きにくいため、この放射線治療は非常に重要です。
れいこの場合は、外科による摘出ができない部位ですので、むしろこの放射線治療がすべて、と言っていいかもしれません。

放射線自体は、熱さや痛みは全くありませんので、治療そのものはあまり苦痛にはなっていないようです。
親としては、副作用のことが心配でなりませんが、本人はいたって元気で前向きに、治療に通っています。


それと、昨夜のことを。
天神祭に伴う制限で、19時に私は病室を退室しなければいけませんでした。そんな日に限って、れいこは少し嘔吐したそうです。

頭痛などもなかったようで、もしかすると放射線治療の副作用ではなく、単に食べ過ぎなのかもしれません。昨夕、道に迷った際に、いろいろとおやつを食べましたから・・・。(汗)

でも大したことはなく、今日にはすっかり元気になりました。さすがに朝はそうでもなかったようですが、昼・夜は、食事もしっかりと食べました。


初回に強めの頭痛が来ましたので、それ以来、副作用対策としてデカドロンを服用しています。事前に内服しておいたせいか、幸い今日は何も起きませんでした。

明日以降、副作用が出ないことを願っています。



○求ム!「れいこ お助け隊」

厚かましくも、この度「れいこ お助け隊」を募集することにしました。

「明日の夕方、車を出してもらえると助かるな・・・」
「来週、どこかで○○を買って来てもらいたいな・・・」
「こんなモノ、余っていたら、もらえません?」

・・・などなど。

れいこの身の回りのことで、ちょっと助けて欲しいときに、遠慮なく誰かに頼ってしまおう、という魂胆です。(笑)


大勢の皆さんから、「何かあったら言ってね」、「車も出すよ」と言っては頂いているのですが、どなたかにご指名でお願いするのも、やっぱり気が引けます。(笑)

そこで、「れいこ お助け隊」に立候補しておいて頂き、助けて欲しいときに、遠慮なくお助け隊にお願いしようかと思います。

「れいこ お助け隊」にお申込み頂いても、もちろん何の義務も発生しません。たまたまご都合がいいときに、やれることがあれば助けてください、という程度のものです。

「申込みしたけど、結果的に一度も都合が合わなかった」でも、全く問題ありません。
お願いごとは、ブログやTwitterでも流す可能性も大ですので、無理にお申し出頂く必要すらありません。


運用は、こんなルールで。

  • 「れいこ お助け隊」に立候補くださる方は、メールにてkaratekalibrarian@gmail.com宛に、その旨をお知らせください。

  • メールを頂いて2日以内に、karatekalibrarian@gmail.comから確認のメールを返信します。確認メールが届かない際は、ご相談ください。

  • お願いしたいことができた場合、【頂いたメールアドレス宛て】にkaratekalibrarian@gmail.comから、一斉送信でメールを送ります。
    (他の登録メンバーのメールアドレスが判らないように、BCCで送ります)

  • 対応可能な場合のみ、メールで返信してください。


大変恐縮ですが、何か助けて頂いても、当面お礼などは用意できません。
本当に、完全ボランティアになってしまいますが、「タイミングが合えば、れいこのために、ひと肌脱いじゃるけん」とおっしゃる方、よろしければお申し出ください。

我ながら、大変厚かましいアイディアですが、どうぞよろしくお願いいたします。


【お願い】
お申し出くださる場合、こちらからメールをお送りしてよいアドレスから、ご連絡ください。また、そのアドレスは、karatekalibrarian@gmail.comからのメールを受けられるように設定しておいてください。

特に携帯電話などは、ケータイからのメールでないと受信できない設定になっていたり、アドレス帳にないメールは受信できない設定になっていたりします。
あらかじめ、設定をご確認くださいますよう、お願いします。




○とある、お申し出

私がいろいろな所でお世話になっている某図書館のTさんから、メールを頂きました。

学生さんたちの前で、まとまったお話をする機会があるとのことで、その際に今回のれいこと井上家のことを紹介したい、とのことでした。

れいこと私たちが、一緒になって病気と闘っていることが、何か学生さんたちへのメッセージになるのであれば、とても嬉しく思います。

もともと、このれいこの闘いは、一人でも多くの方に知って欲しいと思っています。ブログやTwitterを含めて、他の方へのご紹介等、こちらからお願いしたいくらいです。


Tさん、ありがとうございます!
このお話をくださっていること自体、Tさんから私たちへの応援でもあると理解しています。これからも、れいこと一緒に「明るく強く」頑張ります!



○今週の不在時間

今週の治療時間は、いずれも15時台となりました。
金曜まで毎日、14時半頃~17時頃までは、不在になります。お見舞いをお考えの皆さん、よろしくお願いします。


また、未定ではありますが、れいこの治療が順調であれば、金曜夜から日曜にかけて、外泊する可能性もあります。決まりましたら、ブログやTwitterでアナウンスします。


ちなみに、その外泊のために、車を出してくださる方がいらっしゃいましたら、お願いしたいと思っています。
今週金曜夕方に、都島の大阪市立総合医療センターから宝塚の自宅へ、れいこと車椅子を運んでくださる方。また、今週日曜夕方に、その逆方向を。もちろん、片道だけでも大歓迎です。

詳細が決まりましたら、ブログ+Twitter、それと上述の「れいこ お助け隊」メールで、アナウンスをさせて頂きますね~。




<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

今日も元気に過ごせたようで、何よりやね。
昨日の夜、ちょっと具合が悪かったと聞いて心配していたけれど、大丈夫みたいでホッとしとるよ。



最近いつも、思うことがあるんよ。
それは、れいこがきちんとお礼を言えること。とっても、素晴らしい。

看護師さんが助けてくれたら、「ありがとう」。
友達が本を貸してくれたら、「ありがとう」。
お父さんがタオルを渡したときも、「ありがとう」。

いつも必ず、ちゃんと「ありがとう」と言ってくれるわいな。どんなときにもお礼が言えるというのは、本当に大事なことや。
これはきっと、れいこの一番いい所の一つやし、大人になってからも大きな財産になるで。


お父ちゃんは、れいこの「ありがとう」が大好きやけん。

ずっとずっと。
これからもずっと、「ありがとう」って言うてくれよ、れいこ。

 

2011-07-25

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第27~28日目: 7月24~25日(日~月)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、27~28日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○れいこ、外泊!(2日目)

先日のエントリーでお伝えしましたとおり、土曜かられいこは外泊許可を得て、わが家に帰っていました。

土曜の夜は、お父ちゃんの肩枕で寝て、日曜もゆっくりと家族で過ごしました。
ちょうど松山から、私の父母、妹、弟が来ていたこともあって、余計嬉しかったようですね。

弟が持って来てくれたWiiでゲーム大会をやっていたところ、勢い余ったシューイチローのWiiリモコンが空を飛んで、テレビを破壊するという事件も起きました。(涙)

過失だから、保証も効きません・・・



近所の大好きな、インド・ネパール料理屋さんにも、食べに行きました。




シューイチローの影響で、覚えかけている麻雀も、しました。




こんなに楽しい2日間を過ごすと、病院に戻るのが嫌になりそうですが・・・れいこは潔く、家を出ることができました。

今のれいこは、もう電車で病院まで自力で行くことは不可能です。
そこで厚かましくも、Twitterでお願いしたところ、れいこの同級生のお母さんが車を出してくれました。おかげで、とてもスムーズに病院へ。
<Iさん、ありがとうございました~。



○お父ちゃん、仕事復帰(半分だけ)

いろいろ悩んだ末、今日から私は仕事に復帰することにしました。ほぼ、1ヶ月ぶりに職場に戻った格好になります。

・・・とは言え、勤務は午前だけ半日を考えています。
治療そのものはスケジュールも組めましたが、れいこの様子がどうなるか、判りません。特に、頭への放射線治療ですので、副作用の恐れも多分にあります。


そのため、今日は上長や同僚と相談し、今後の私の働き方について相談しました。
本当に、職場には迷惑をかけ続けているのですが、みんなが理解して支えてくれていますので、何とかやっていけるのではないかと思っています。

ただ、今後のれいこの体調次第ですので、非常に流動的です。
れいこが体調を崩すようなことでもあれば、適宜休ませてもらうよう、併せてお願いをしてきました。


それにしても、れいこの傍にではなく、仕事に行くのは非常に苦痛です。
仕事をするのが嫌、という意味ではありません。今日明日というレベルではないものの、れいこの瀬戸際であることは間違いない訳です。
この状況で、れいこの傍にいてやれなくて、本当にそれでいいのか、と思ってしまいます。


今はまだ、これで頑張ってみますが、もしれいこに何かあれば、潔く休職することも考えるかもしれません(完全無収入になりますが)。

収入なしには暮らせませんが、だからといって、れいこのピンチを放置することもできません。仕事やお金よりも、大事なものはありますから。


まあ、それは極端な話です。
今後、れいこの容体を見ながら、現実的な落とし所を探っていきたいと思います。



○天神祭にて

25日(月)、れいこの入院先・大阪市立総合医療センターのすぐ傍で、天神祭が行われました。日本三大祭の一つともされる、とても大きなお祭りです。


れいこは入院中ので、自由に外へ遊びに行く訳にも行かないのですが・・・今日午後の放射線科クリニックに通った後、【たまたま】私が道を間違えてしまい、天神祭をやっている河原に入り込んでしまいました。
いや~、何という偶然。(笑)


船をバックに、ピース。



かき氷も食べました。



ぷよぷよ釣りも、しました。


いや~、【偶然】天神祭に迷い込んでしまったので、仕方ないですね~。(笑)



○J-WAVE

大学の後輩から、嬉しいプレゼントをもらいました。
J-WAVEというラジオ局のポッドキャスト番組で、れいこへの応援メッセージをリクエストしてくれたのです。

ラジオで頂いたれいこへの応援メッセージは、こちらから、聴くことができます。
(画面右上の「Play」ボタンを押して、聴いてください。31分45秒頃から)

<1週間経つと、過去ログの方へ引っ越すようですので、こちらから7/23分をクリックして聴いてください。


この番組には、とても元気付けられました。
れいこにも聴かせたのですが、すごく食い付いて、聴き入っていました。「れいこちゃん、だって!」と、とても嬉しそうに聴いていました。


この気遣いをしてくれた、後輩Tくんには、感謝しています。ホントに、ありがと~!




<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

この週末は、外泊ができて、本当に良かったね。
久しぶりに、家の中が明るかったわい。

日曜の夜、れいこが病院に帰った後、3人だけの家は、やっぱりヘンだった。やっぱり、4人みんなが揃って、初めて家族なんやろね。
明るくてムードメーカーのれいこがおらんと、家族でいても、つまらんのよ。早く、帰って来いやな。

私の妹がプレゼントしたリラックマクッションを抱いて。


それはそうと、今日の天神祭、楽しかったね。
お父さんが【たまたま】道を間違えて、【偶然】天神祭に入ってしまったけれど、楽しかったな。
久しぶりに、遊びに出た感じは、どうやった?

お父さん、お母さんも、本当に嬉しかったよ。お父さんは、たこせんを落としたのが、ちょっとショックやったけどな!(笑)


家族でいるっていうのは、本当に嬉しいことやで。
早く病気なんかやっつけて、毎日毎日、一緒に過ごそう。


れいこのことを考えると、みぞおちの辺りがグッと苦しくなるけれど、必ずきっと元気になれるけん。そう思って、お父さんも頑張りよる。れいこも、空手で鍛えた気合いで、ガンバレ。


お父さんは、毎日毎日、考える。
れいこが戻ってきた、この家を。れいこが元気になって、走るところを。退院祝いに約束した、Jボードに元気に乗る姿を。


ただただ、お前が元気で帰ってくることだけを、願っとるんよ。
待っとるぞ、れいこ。

 

2011-07-23

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第26日目: 7月23日(土)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、26日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○れいこ、外泊!

昨日のエントリーでもご報告しましたとおり、れいこは一泊だけ外泊を許可されました。今日明日と、一泊だけ家に帰っています。


今日はちょうど、松山から私の両親、妹、弟が、れいこの見舞いに来てくれることになっていました。
弟の運転する車に、私も拾ってもらって、れいこを迎えに行きました。

車椅子ではありますし、わずか1日ではありますが、れいこがこの家に戻って来られたことを、本当に嬉しく思います。お帰り、れいこ!

でも、帰るなりゲーム。妹からのプレゼントのコリラックマクッションを抱きながら。



そして夕方からは、小学校のお祭りに。


お祭りでは、大勢の友達が、れいこに声をかけてくれました。
れいこを励ましてくれる子、買ったお菓子を分けてくれる子、出店でれいこにプレゼントを買ってきてくれた子、サングラスを貸してくれる子まで(?)。


2時間ほど参加したお祭りの間、シューイチローはずっと、れいこの車椅子を押し続けてくれました。本当にいいお兄ちゃんです。


また、何人もの親御さんからは、私たちへのお気遣いも頂きました。お気持ち、本当に嬉しく思いました。皆さん、ありがとうございました!



○嬉しいプレゼント

この日、@miwa_chanさんから、れいこにプレゼントが届きました。
れいこの大好きな、リラックマと靴下にゃんこを使った、お手製の帽子と応援カードです。


@miwa_chanさん、ありがとうございました!


この日は他にも、爺婆から小遣いやお菓子をもらったり、私の妹からコリラックマクッション(1つめの写真参照)をもらったり。私の弟からも、DSのゲームやWiiを借りたりと、いいことずくしでした。
れいこの気分が少し晴れたかな、と思えるプレゼント山盛りの一日でした。



○お父ちゃんの雑感いろいろ

  • 今週リリースされた、Macbook Airの新型、欲しいですね~。2ヶ月くらい前に買おうかと思ったときに、新型が出るというので買うのを先送りしたのですが。
    治療がどれだけの期間かかるか、治療費がどれだけかさむか判らないこの状況では、さすがに10万円の買い物はできないですねえ・・・。
    毎日PCを背負って、往復3時間かけて通院する今こそ、軽いノートPCが欲しいのに。(涙)

    早くれいこに治ってもらって、買うしかないですね。11インチの方を、プロセッサやフラッシュストレージをグレードアップして、買ってしまいたいです~。

  • 空き時間を利用して、地元で知られる首地蔵さんへ行って、れいこの無事を願って来ました。
    恥ずかしながら、心から神仏に祈るのは、初めてのことです。れいこ、きっと元気になるぞ~!

  • れいこの闘病記を記すためのTwitterアカウント@fight_Reikoをフォローしてくださっている方が、400人を超えました。

    Twitterは、このアイコン。1回目の手術直後に、気丈なVサイン。

    文字通り、命をかけたれいこの闘いを、一人でも多くの方に知ってもらいたいと思っています。皆さんのフォロー、本当に嬉しく思います。
    「RT希望」をすることもあるかもしれませんが、その際はよろしくお願いします。





<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

今日は、2週間ぶりに家に帰れたね。お父さんもお母さんも、お兄ちゃんも、本当に嬉しく思いよるんよ。
久しぶりのわが家は、どんなぞ?忘れかけていた、自分の枕は、ええ寝心地やったろか?



今日は久しぶりに、お父さんにビールを注いでくれたの。
こんなに美味しいビールは、久しぶりよ。れいこが入院前の夜、注いでくれたビール以来やな。れいこがおらんときに、毎日1人で飲んでいるビールの100倍も美味しいで!

お風呂では、背中も流してくれたね。寝るときは、お父さんの肩枕やったね。

先月までは毎日のことやったけれど、これだけのことが、こんなにも嬉しいなんてな。お前がいてくれる、ただそれだけのことが、これほど家族にとって幸せなことなんてね。


たった1日やけど、お帰り、れいこ!
早く、ここでずっと家族一緒に過ごそう。これを、毎日の暮らしに戻そう。4人揃って、初めて家族なんよ。


病気に勝って、早く戻って来い、れいこ。

 

2011-07-22

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第25日目: 7月22日(金)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、25日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○外泊許可

今日は久しぶりに、嬉しいニュースがありました。
れいこに、外泊許可が出たのです!

放射線治療を始めて、4日間。初日こそ頭痛が出ましたが、経過が順調なこともあって、明日土曜の夜は、家で過ごしていいということになりました。

れいこの喜びようときたら!

お婆ちゃんからプレゼントされた手編み帽子でピース

ちょうど明日の土曜、松山の爺婆、僕の妹と弟が、れいこの見舞いに来てくれることになっていました。ちょうどいいので、見舞いの後、車でそのままれいこを自宅へ連れて帰ってもらうことにします。


さらに、明日の夜はちょうど、小学校のお祭りです。
早く帰ることができれば、車椅子ではありますが、少し参加したいと思っています。小学校の皆さん、よろしくお願いします。


このため、この土日は、ほとんど不在にします。土曜の15時頃に病院を出て、日曜の夜に戻ることになりそうです。
お見舞いを考えてくださっている皆さんは、この土日を避けてくださいますよう、お願いします。



○放射線治療

今日はお兄ちゃんのシューイチローが来てくれていました(中学校も夏休みです)。放射線科クリニックへの通院に行こうとしたところ、シューイチローが「俺が押すよ」と言って、れいこの車椅子を押して行ってくれました。

後ろには、祭りのお神輿

これで今日、放射線治療の第1週分を終えました(土日は放射線は休みです)。
初日に頭痛が出たものの、内服薬の効果か、その後は何も体調の変化はありません。


治療の効果が出ているのかどうか判りませんが、こころなしか、右目の調子がいいようです。
水頭症の発症以来、右目がややふさがりがちだったのですが、今日は少しパッチリしている様子です。
もしかすると、放射線治療の効果が出ているのかもしれません。とりあえず、喜んでおくことにします。


なお、来週以降の放射線治療は、午後を中心にします。面会時間にひっかかりそうですので、その場合、このブログかTwitterで情報を流しますので、ご確認ください。

Twitterを利用されていない方は、このブログの画面右側に、Twitterの内容を表示するようにしています(上部に「fight_Reiko」と書かれている、黄色の部分)。こちらで、ご確認ください。

ちなみに月曜は、15:00前~16:30頃、通院のため不在にします。



○今日のれいこ

今日は、シューイチローが見舞いに来てくれたので、家族4人が一緒でした。

朝から放射線科クリニックに通院した後、病院内の休憩室で家族でのんびりと過ごしました(小児病棟は子供が入れませんので、病室では会えないのです)。

久しぶりに会っても、すぐゲームで対戦


午後からは、お祭りの子供太鼓やお神輿が、病院に来てくれました。


れいこは、DSを持って行って、写真撮影をしていました。やっぱり、退屈しがちな入院生活で、こうした機会が嬉しいようですね。

ちなみに、このときも、シューイチローがれいこの車椅子を押してくれました。お神輿が来ている間も、ずっとれいこの横にいてくれました。


今日もよくはしゃいで疲れたのか、れいこは、20時にはパタッと寝てしまいました。きっと、いつもよりも、明るい気持ちで眠りに付けたことでしょう。




<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

今日は、すごく嬉しい日になったね。
外泊なんて、放射線治療の間は無理だと思っとったけん、お父さんもビックリした。


家族4人で過ごせること、わが家で暮らせることが、こんなにも嬉しいことなんて、本当に今まで知らなかったよ。

久しぶりに、お母さんの手料理を食べることもできるし、4人で一緒に寝ることもできるね。れいこの部屋も、お母さんが掃除してくれたんぞ。

明日は運よく、松山のみんなが車で家まで連れて帰ってくれるし、夜は小学校のお祭りやね。学校のみんなにも、久しぶりに会えて、本当に嬉しいなあ!


こんなときだけど、今家族のみんなは、幸せいっぱいな気分やな。
れいこが家に帰って来てくれるだけで、みんながこんなに幸せな気分になる。


今回は一泊だけやけど、早く退院して帰って来い。
入院する日の朝、玄関の前で、「必ず元気になって、この家に帰って来る」って、約束したわいな。
判っとると思うけど、今回の外泊では、約束を守ったことには、ならんよ。


必ず元気になって、帰って来い、れいこ。

 

2011-07-21

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第23~24日目: 7月20~21日(水~木)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、23~24日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○放射線治療

今まで何度も書いてきましたように、れいこは今週からいよいよ、脳腫瘍の治療を始めています。
初回の様子は前回のエントリーで書いた通りです。
この2日間は、初日同様の放射線治療を行っています。



初日に副作用と思われる頭痛が出ましたが、一晩寝たらすっかり痛みは取れたそうです。ただ、不安はありましたので、主治医の先生と相談して、内服薬を飲むことにしました。
デカドロンという、アレルギーを抑える薬です。ステロイドを使ってはいますが、短期での使用であれば止めやすく、問題はないそうです。


毎朝、その薬を飲んでいるおかげが、2~3日目は、頭痛などの副作用は何も出ませんでした。このまま順調に、治療が進むことを願っています。



○勉強も頑張る、れいこ

この数日、勉強を再開しました。


いずれすっかり治って、元気に小学校に行くのですから、勉強を完全にパスするわけにもいきません。3週間ほど遅れを取りましたが、少しずつ、取り返していこうと思います。

ちょうど、ベネッセの通信教育「チャレンジ」の更新手続きの時期になり、こちらもれいこが元気に続けてくれるものと、年間更新の手続きをしました。

これから、勉強もガンバレ、れいこ~。


○れいこの症状

放射線治療を開始していますが、効果が表れるのには、一定の時間がかかりそうです。当面はむしろ、症状が進捗することも覚悟しています。


放射線治療の際に、麻痺の状況を調べるために、握力測定をしました。
右12.5kgに対し、左は13.5kgありました。右利きなのに、麻痺している左手の方が強かったのです。
つまり、れいこの左手の麻痺は上腕の方に、脳からの命令が届きにくいもので、肘から先の機能はそれほど影響を受けていないようです。腫瘍さえ取れれば、腕は元通りに動くのかもしれません。


ところで。
前から気になっているのは、れいこの足の関節が、妙にポキポキ鳴ること。最近は、僕が耳にするだけでも、毎日20~30回くらいになるでしょうか。
これは、脳腫瘍の症状ではないようです。看護師さんに相談したところ、おそらく運動不足や、左足が動かないために右足に負担が行っていることなどが原因ではないか、とのことです。
いずれにしても、放置しておいて支障ないようですので、一安心です。



○小児慢性特定疾患の医療費補助

どこの自治体にもあるようですが、兵庫県にも子どもの難病に対して、医療費の助成を受けられる「小児慢性特定疾患治療研究事業」があります。

兵庫県のWebサイトによると、

“慢性疾患にかかっていることにより長期にわたり療養を必要とする児童等の健全な育成を図るため、当該疾患の治療方法に関する研究等に資する医療の給付などを行うことを目的としています。”

・・・とのことです。


非常に助かる制度なのですが、あえて苦言を言わせて頂きたいことがあります。
それは、この制度が窓口に書類を提出した日からのみ、有効という点です。

れいこの場合、病名を特定できたのは、2度目の手術で腫瘍組織を摘出し、その病理診断が済んだ15日(金)でした。
そして入院先の大阪市立総合医療センターで書類が完成し、保健所に提出できたのは、今日のことです。

脳腫瘍の疑いが持たれたのは、6月27~28日にかけてですが、緊急を要する水頭症の手術を先に行う必要があり、このタイミングになりました。
6月末に保健所に行って申請してはいるのですが、その時点で病名が確定されていなかったため、保留ないし却下されることになりそうです。


結局、6月下旬から昨日までの3週間の医療費(2度の手術費・入院費など)は、県の助成を受けられないことになります。
れいこのようなケースは、少なからずあるのではないでしょうか?


せっかく、このような素晴らしい助成制度を持っているのですから、「提出日から助成」などという運用は、避けて欲しいところです。
ちなみに、大阪では書類に記載さえあれば、遡って助成を受けられます。

一般的な感覚で言えば、大阪の運用が市民感覚に近いように思えます。ぜひ、関係者には改善をご検討願いたいと思います。


誤解があるといけませんので記しておきますと、保健所や入院先の大阪市立総合医療センター、宝塚市立病院の窓口の皆さん、先生方は、非常に親身に対応してくださいました。
無理を言って、書類もずいぶん早く作成して頂いたり、いろいろな相談に乗ってくださったりして頂きました。

あくまで、ルール的な部分で改善を求めたいのであって、現場の皆さんへの不満ではありません。その点を、ご理解ください。



○お見舞い

この2日間も、また何名もの方々に、お見舞いをして頂きました。ありがとうございました。

れいこのために、リラックマストアに朝から並んでくださって、限定品ねぐせリラックマを買ってきてくださった@libpandaさん。
それを、わざわざ受取って届けてくれた、@taniwataruさん。

山ほどのリラックマグッズと、井上家用にいろいろなお見舞い品を持って来てくださった@blackneko_a5さん。


この2日間は、れいこの小学校関係のお見舞いも、多かったです。
れいこの登校班の仲間たちとその親御さんたちから、お見舞いの寄せ書きとリラックマスピーカーを頂きました。

寄せ書きのこの形は・・・?


裏返すと、お手製リラックマに!

みんなの気持ちが直接伝わるという点で、寄せ書きというのは、本当に嬉しいですね!


また、21日(木)の夕方には、れいこの担任のT先生が、通信簿を持って来てくださいました。
先日、学校でお会いしたときに持ち帰ることもできたのですが、先生から「直接、手渡したい」と言って頂き、宝塚からわざわざお越しくださいました。

れいこは、はにかんだ様な笑顔で、大好きな先生を迎えました。
先生は、通信簿を渡すだけではなく、クラスの様子をいろいろと聞かせてくださいました。みんながれいこのことを心配してくれている、というお話に、れいこは照れくさそうに、笑っていました。

こんなときではありますが、れいこは師に恵まれたと思います。本当にれいこのことを案じてくださっていて、親子で大好きな先生です!


さらに、子ども会の役員さんたちが、見舞いに来てくださいました。
今週土曜日に行われるお祭りに出す、お菓子釣りや消しゴム掬いなどを、わざわざれいこのために持ち込んでくださいました。

消しゴム掬いを満喫するれいこ。ご厚意に、本当に感謝!


役員さんたちが乗ってきた車に、れいこのお兄ちゃん・シューイチローが、同乗させてもらって来ました。


わずか30分足らずの面会時間のために、片道1時間以上かけて、やって来てくれました。
日頃は喧嘩ばかりしていますが、シューイチローは、やはり妹のことを心配してくれています。お兄ちゃんのおかげで、れいこも楽しく遊ぶことができました。




<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

今日も一日、頑張ったね。治療も嫌がらずに通っているし、勉強も始めて、偉いぞ。
夏休みの宿題もせんといかんし、チャレンジも追い付かな、いかんぞ。しっかり勉強をしとかんと、学校でも困るし、大人になってからもっと困るで~。



れいこは、勉強もコツコツ頑張るのう。
お兄ちゃんは何をやっても、そこそこスッとやれるタイプやけど、れいこは努力型やな。あんまり器用じゃないけど、ずっと頑張る強さを持っとるわいな。
この強さは、これかられいこの大きな財産になるよ。


まだしばらくかかるけれど、いつかれいこが元気になったら、学校に戻ろうな。先生やクラスの仲間、登校班のみんなも、待ってくれとるけん。


必ず元気になって、家に帰り、道場に帰り、学校にも帰ろう。お父さんもお母さんも、それまで頑張るけん、お前もガンバレ。
必ず帰る約束、きっと守ろうな、れいこ!

 

2011-07-18

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第21~22日目: 7月18~19日(月~火)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、21~22日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○家族4人の時間

18日(祝)は、れいこのお兄ちゃん・シューイチローが、1週間ぶりに見舞いに来てくれました。さすがに現役学生ですので、週末か祝日くらいしか、大阪までは来ることができません。

お兄ちゃん相手に、どうぶつしょうぎ

この日も、往復3時間かかる病院まで、れいこを見舞いに来てくれました。だんだんと大人になるシューイチローです。



○空手の仲間たちのエール

この日も、れいこの空手の仲間たちから、勇気付けられました。
道場の仲間たち3人が、18日(祝)に外部の大会に出てきたのですが、何と!3人全員が決勝進出を果たしました!最終的には、優勝1人、準優勝2人です。

左から、優勝したむね、かつじ、そうた

試合後すぐに送られてきたこの写真、そして添えられた「れいこのおかげで頑張れました」という言葉。子供たちの頑張りに、私もついホロリ。

ありがとう、子供たち!
れいこも、井上家も、元気をもらったよ!



○お見舞い


この二日間も、大勢の方々がお越しくださいました。
れいこが一番喜んだのは、前の宝塚市立病院で入院していたときに同室にいた子が、お見舞いに来てくれたことです。



たった数日でしたが、一日中一緒に過ごし、親友と言えるくらいになった二人。
わざわざ、ご両親に妹さんまで揃って、一家でお見舞いに来てくださいました。
<しかも帰りは、妻と息子を、宝塚の自宅まで送ってくださいました。

この方は、ご自身のブログでもれいこのことを紹介し、応援してくださっています。
度々のお気遣い、本当にありがとうございます!


また、今日は自分の兄貴分と妹分が、揃って見舞いに来てくださいました。
元々図書館つながりですが、仕事を超えて、公私に渡って支えてくれる仲間たちです。れいこのために、大好きなリラックマぬいぐるみやお守り、CDなどをお持ちくださいました。
皆さん、本当にありがとうございます!


なお、明日20日(水)は午前中(=面会時間外)に、この治療のため外出します。
面会時間にひっかかる場合は、このブログやTwitterで時刻をアナウンスしますので、お見舞いにお越しくださる方は、事前にご確認ください。特に来週以降、夕方の不在が多くなります。




○放射線治療を開始

19日(火)から、いよいよ脳腫瘍の治療が始まりました。
治療方法については、「第17~18日目: 7月14~15日(木~金)」をご覧ください。


麻痺などが進行しているため、手術の結果が出る前に、提携病院である都島放射線科クリニックに行って、準備を進めておきました。
手続きをしたり、放射線治療のための検査・測定などをしたり。


手術結果は最悪のものでしたが、準備を進めておいたおかげで、スムーズに治療を開始できました。
治療方針を金曜に決定し、週末を除いた実質翌日である今日、治療を始められたのは、両病院の先生方のご配慮に他なりません。
(通常でしたら、今日になって紹介状を持って訪れ、そこから準備しますので、下手をすると1週間ほど時間がかかります)


今日の大阪は、台風の影響で、雨が降っていました。
徒歩10分足らずではありますが、今のれいこには、歩ける距離ではありませんので、車椅子を持って、タクシーで移動しました。



ここで、治療開始にあたり、病院から重点事項の説明がありました。
腫瘍を狙って放射線を当てるが、正常な細胞にも、必ず一定のダメージを与えてしまう。それがどれほどのダメージになるかは、やってみないと判らない、とのことでした。
腫瘍自体が消えても、何か障害が残る恐れは多分にあるそうです。

70グレイという放射線量は、通常ですとなかなかできない非常に高い数値です。効果が期待できる半面、非常に危険な側面も持つそうです。
先生方も、リスクは承知しながらも、この放射線量にかけるしかない、というご判断でした。


危険なことは、再三の説明で承知しています。
しかし、それでもやるしかありません。れいこに、他の選択肢はないのですから。


先生がおっしゃるに、れいこの罹った神経膠腫は、膵臓ガンと並んで、最もかかって欲しくない最悪の病気、とのことでした。
それでもベストを尽くす、と言ってくださった先生に深く感謝するとともに、信頼してれいこをお任せすることにしました。


事前の準備も済んでいましたので、治療はすぐに終わりました。
治療は体を固定し、下の図のような機械を使って、複数個所から頭に放射線を照射するものです。


1回だいたい20分で、毎回2.8グレイの放射線を照射します。8月下旬まで週5回、25回に分けてこの治療を行います。

れいこが縋るものは、もうほとんどこの治療しか、ありません。
この放射線治療が成功することを、願うばかりです。



○進行する症状

あまり書きたくはありませんが・・・。
れいこの症状が、進んでいます。それも、かなりの速さで。

6月下旬に宝塚市立病院に入院する前に、少し右目が腫れぼったいように思い始めました。入院し、手術が終わる7月初旬には、左足の麻痺が見受けられるようになりました。

それから2週間ほどで、左手の麻痺も目立つようになり、今ではろくに使うこともできません。左足も麻痺が進み、一人で歩かせることも不安になりました。
最近は、口からもポロリと、食べ物をこぼすことも増えてきました。これも、顔面の神経麻痺が進んでいるだと思います。

そして今日、左足に痙攣(けいれん)がきました。痙攣は、脳腫瘍の典型的な症状の一つです。


また、これは放射線治療の副作用でしょうか。
夕方、れいこが頭痛を訴えました。いつも完食する夕食も、ほとんど手を付けないままです。
看護師さんと相談し、軽度の副作用だろうと判断して横にさせたところ、そのまま眠ってしまいました。

IMRTは、比較的副作用の少ない技術ですが、やはりどうしても、治療開始時は副作用が出やすいそうです。今日の頭痛が、今夜限りのものであるといいのですが・・・。
幸い今日は、投薬するほどではなく、そのまま眠ってしまいましたが、今後が心配です。


副作用は、別としても。ジワリジワリと、病魔がれいこを蝕んでいることを感じます。
れいこが黙って座っていると、何もないようにすら思えますが、確実に症状は進んでいます。


こうした病気の進行を考えると、胃が締め付けられるような、鳩尾の辺りに痛みを感じます。いつも傍にいるのに、自分には何もできないことが、何よりの苦痛です。


月並みな言葉ですが、もしも代われるものなら、すぐにでもれいこと代わってやりたいと思います。
代われるものであれば、今すぐ自分の命が無くなってもいい。れいこを、助けてやりたいと、切に願います。



<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

今日から、治療が始まったね。台風の中、お出かけして偉かったな!

れいこが元気になるには、この治療は欠かせんのよ。
一番大事な治療やけん、頑張ってあと24回、一緒に通おうや。


もしかすると、今日話した副作用が出るかもしれんのよ。
頭が痛くなったり、吐き気がしたり。髪の毛も、抜けるかもしれん。

治療は痛くないけど、副作用がしんどいわいな。
お父さんたちもみんなで応援するけん、一緒に頑張ろや。


病気との闘いは、長くて、辛いと思う。
でも、こういう逆境でこそ、空手で鍛えた心で頑張らんといかんのじゃ。
自分のチカラで、病気に打ち勝ってくれ。


みんなが、お前の無事を願ってくれとる。

人が気持ちで何かをできるのなら、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、みんなの気持ちで、きっと奇跡だって起こせる。


元気になって、また家に帰ろう、れいこ。